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2007 年度 実績報告書

文字のデジタル化とローマ字入力の性質及び日本語の音韻感覚に及ぼす影響の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17650269
研究機関江戸川大学

研究代表者

佐賀 啓男  江戸川大学, メディアコミュニケーション学部, 教授 (30196109)

キーワード文字 / デジタル化 / ローマ字入力 / 日本語 / 音韻感覚
研究概要

本研究は、コンピュータを用いたデジタル変換やそのネットワーク化による文字の読みと書きが、人間の言語使用と存在意識にどのような影響を及ぼすか、また、特にコンピュータにおけるローマ字入力が、日本語の音韻感覚にどのような影響を与えるかを明らかにすることを目的とした。
19年度には、コンピュータによる文字のデジタル処理の性質について分析的な解明を行い、文字の入力方式の影響について質問紙調査とインタビュー調査の結果を分析した。具体的には、
(1)言語哲学的、言語歴史学的な分析的考察によって、コンピュータによる文字のデジタル処理とそのネットワーク化の性質を解明した。主として文献研究であり、ウォルター・オングの言語歴史学的な研究とマルティン・ハイデガーの技術論を主に参照した。18年度の研究を発展させ、論文を発表した。
(2)文字の入力方式(ローマ字入力またはかな入力)と、手書きで書く際の文字の忘却の実態、また、ローマ字入力とかな入力における日本語の音韻感覚に与える差異に関して、大学生を対象に質問紙調査を実施したので、その結果を分析した。ローマ字入力とかな入力における日本語の音韻感覚に与える差異をSD法によって明らかにすることを主な目的にした。
(3)複数の大学教員を対象に、コンピュータによる文字の入力方式とその書写行為への影響等に関するインタビュー調査を実施したので、その結果を分析した。
(4)以上をもとに、研究報告書を作成した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] A reflective view on the digital transformation of words in learning2007

    • 著者名/発表者名
      Hiroo Saga
    • 雑誌名

      International Journal for Educational Media and Technology 1(1)

      ページ: 4-15

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 文字とシンボルのデジタル化に関する反省的観点2007

    • 著者名/発表者名
      佐賀 啓男
    • 雑誌名

      教育メディア研究 13,2

      ページ: 1-14

    • 査読あり
  • [学会発表] コンピュータの文字入力に対する大学生の意識2007

    • 著者名/発表者名
      佐賀 啓男
    • 学会等名
      第14回日本教育メディア学会年次大会
    • 発表場所
      秋田大学
    • 年月日
      2007-10-20

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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