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2005 年度 実績報告書

<パルダ>からの解放:マイクロファイナンスの制度設計と社会関係資本の役割

研究課題

研究課題/領域番号 17651137
研究機関高知大学

研究代表者

飯国 芳明  高知大学, 黒潮圏海洋科学研究科, 教授 (40184337)

研究分担者 諸岡 慶昇  高知大学, 黒潮圏海洋科学研究科, 教授 (20380305)
安延 久美  国際農林水産業研究センター, 国際情報部, 主任研究官 (30373228)
キーワードパルダ / 社会関係資本 / マイクロファイナンス / バングラデシュ
研究概要

社会関係資本,マイクロファイナンスおよびバングラデシュのジェンダ問題をレビューするとともに,エンパワーメント論のひとつである内発的発展論と社会関係資本の関係を整理し,公表した.
また,現地調査をバングラデシュとフィリピンで展開した.バングラデシュでは首都ダッカ近郊のマニコンジュ地域からチャンドール村をフィールドとして選択し,そこに展開しているBRACをはじめとした非政府組織によるマイクロファイナンス活動とそれがもたらす社会関係資本の形成に関する調査に着手した(2006年1月).
BRACなどの組織はすでに70年代から地域支援を始めているが,当初活発であったクレジット・プラスと呼ばれる人的資本形成の活動が90年代に中止されると,マイクロファイナンスによる社会関係資本の形成は停滞の傾向をみせていることが判明した.そこで,ドッキンモリック・パラを対象に全戸調査を行い,両者の関係を量的に捉える努力を始めている.
フィリピンについては,水利用の組織における社会関係資本の有無の検証に向けた準備をすすめている.ルソン島南部の水田地帯において,古くから調査蓄積のあるナガ近郊の農村を対象に実態調査をおこなうための準備を整えた.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] The role of social capital in endogenous development2005

    • 著者名/発表者名
      Saharia Kanak, Yoshiaki Iiguni
    • 雑誌名

      Journal of rural problems vol.41 No.1

      ページ: 18-184

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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