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2005 年度 実績報告書

南ドイツ、オーストリア、スイスの山岳地帯における通過儀礼とその記録伝承の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17652035
研究機関関西大学

研究代表者

R.F Wittkamp  関西大学, 文学部, 助教授 (00368193)

研究分担者 浜本 隆志  関西大学, 文学部, 教授 (40103387)
熊野 建  関西大学, 社会学部, 教授 (40215025)
大島 薫  関西大学, 文学部, 助教授 (50319604)
森 貴史  関西大学, 文学部, 助教授 (10318743)
キーワード通過儀礼 / ドイツ語圏 / 文化人類学 / 記録伝承
研究概要

平成17年度は3年間にわたる研究期間の初年度として、次年度以降の準備を丹念におこなう年度となった。まず各研究員が自分の研究分担をそれぞれ進捗させていたのは言をまたないが、2005年9月17・18日に関西大学飛鳥文化研究所において、河野眞教授(愛知大学国際コミュニケーション学部)を招聘して、1泊の研究合宿をおこなった。ドイツ民俗学や祭礼に関する多くの著作や翻訳を出版されている河野教授による祭礼研究の方法論や諸知識をご教授いただいたのち、フリー・ディスカッションをおこなった。これによって、本研究課題の充実した成果を達成するための知識と方法論をより精査できたと思われる。
また2006年2月10・11日には、関西大学六甲山荘で、2月末から3月始めに予定されていたドイツ南部の山岳地帯におけるフィールドワーク作業の準備するために、合宿による研究会を開催した。渡独予定者を囲んで、調査対象になっている地方の地理および地誌、その他の情報を吟味しながら、調査プランを検討して最終的な調整をおこなった。
そして、17年度最後の業績としては、オッフェンブルク、ラウフェンブルク、などシュヴァルツヴァルト地方、なかでもキリスト教祝祭の行事としては非常に重要なカーニヴァルのフィールドワークである。祭礼に用いる民具などのさまざまなマテリアルや、写真や動画などのサンプルを採集した。ドイツ南部の山岳地帯には、キリスト教との宥和の過程で失われつつも、ゲルマン民族の多神教的要素がいまだ色濃く残っていることを前提として、それを分析するために必要となるこれらの貴重な資料は、次年度にひきつがれて、さらなる成果として結実するはずである。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Zur japanischen Landschaft als kulturelles Gedachtnis2005

    • 著者名/発表者名
      Robert F.Wittkamp
    • 雑誌名

      Notizen 11

      ページ: 11-22

  • [雑誌論文] フィリピン海外移住労働のエスノグラフィー2005

    • 著者名/発表者名
      熊野 建
    • 雑誌名

      関西大学社会学部紀要 第37巻・第35号

      ページ: 107-153

  • [図書] モノが語るドイツ精神2005

    • 著者名/発表者名
      浜本隆志
    • 総ページ数
      268
    • 出版者
      新潮社

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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