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2005 年度 実績報告書

総合フィクション学(GeneralFictology)構築の試み

研究課題

研究課題/領域番号 17652036
研究機関京都大学

研究代表者

大浦 康介  京都大学, 人文科学研究所, 教授 (60185197)

研究分担者 岡田 暁生  京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (70243136)
小関 隆  京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (10240748)
キーワードフィクション / 虚構 / 擬制 / 小説 / 映画 / メタフィクション / 物語 / コンヴェンション
研究概要

初年度である本年度はおもに、国内ではフィクション論関係文献の調査・収集、データベースの作成開始、定期的な研究会(原則月2回)の開催をつうじた基本的な問題意識の共有と相互啓発、海外(フランス)では関係文献の調査に加えて、共同研究のパートナーたるパリ社会科学高等研究院(EHESS)の研究者との交流と研究打合せをつうじた情報交換と将来の国際シンポジウム構想の具体化につとめた。
研究の内容と成果に関していうと、本年度はとくにジョン・R・サール、トマス・パヴェル、マリー=ロール・ライアンらの言語哲学および文学理論の領域におけるフィクション論の近年の業績や、もう少し時代をさかのぼって、ディヴィッド・ヒュームやハンス・ファイヒンガーなど、フィクション論のいわば前史に位置する思想家の著作の再検討を行なった。次年度は歴史学や人類学の方面に対象領域を拡げる予定である。フィクション研究という、いまだ十分に開拓されていない研究分野の性質上、また初年度ということもあって、いまだ固有の成果を上げるにはいたっていないが、広範な準備作業は着実に進んでいる。次年度もこれをさらに推し進める予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 19世紀末のアイルランド問題とプリムローズ・リーグ:ホーム・ルール反対はいかに2006

    • 著者名/発表者名
      小関 隆
    • 雑誌名

      人文学報 92号

      ページ: 42-118

  • [図書] 西洋音楽史2006

    • 著者名/発表者名
      岡田暁生
    • 総ページ数
      243
    • 出版者
      中央公論新社

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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