本研究の研究期間は、平成17年度〜19年度であり、今年度は2年目にあたる。前年度に、研究体制が確立しているので、それを承けて今年度は、試行的な小規模の調査と文献収集・情報収集に重点を置いて研究を進めた。今年度の研究実績の概要は以下の通りである。 1)情報収集 年数回程度の研究打ち合わせ会議を開催し、研究者との情報交換によって、研究テーマに関する研究情報・資料情報を収集した。 2)文献調査 国立国会図書館等で、研究テーマに関する文献を調査し、必要なものを購入した。 3)用例調査 『宇津保物語』『枕草子』などを資料として、用例調査をおこなった。それらの用例は、デジタルデータ化し、研究成果報告書に用例集として記載する予定である。 4)研究成果の公開 平成18年度日本語文法学会シンポジウム「名詞句の文法」のパネリストとなり、研究成果の一部を口頭で発表した。発表内容は、学会誌に投稿中であり査読を経て、刊行される予定である。
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