研究概要 |
今年度は、本研究の調査国のうちの主にベトナムにおいて、マクロ面での経済成長におけるインフラ開発の役割、およびミクロ面でのインフラ開発の貧困削減効果について吟味を行った。その中で、おもに貧困の状況の把握と、貧困削減とインフラ開発の相関関係などを中心に分析をし、以下の事項を行った。 ・マクロ経済変数のデータのアップデイト ・昨年度現地調査を行ったハノイ近郊の村(ハノイより30KMの地域に位置する>を再度訪問し、状況把握および昨年度調査結果に基づいたフォローアップインタビュー ・学会(日本国際経済学会秋季全国大会、および日本国際経済学会中部支部大会)において、研究成果の発表 ・援助機関との意見交換 ・研究分担者である西川先生による国際シンポジウムにおける発表 The 47th Annual Meeting of Society for Economic Botany, Dates : June 5-9, 2006 Topic : Socio-economic impact of hybrid seeds for a local vegetable variety on rural community : Case of Seinaiji-Akane turnip(Brassica napus L.)in Nagano, Japan Author Yoshiaki Nishikawa and Kazuhiro Nemoto なお、今年度は、タイにおいても同様の調査を行うことを予定していたが、政治的状況(クーデター)を考慮し、もう少し状況を見てから、行うこととした。 来年度は、より考察を深めて、その成果を発表する機会をはかる予定である。
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