今年度は、本研究の最終年度ということで、本研究の調査国のベトナムにおいて、昨年度まで収集した情報およびデータの整理とまとめ、および研究報告を主に行った。また、ベトナムにおける輸出産業を吟味するなかで、隣国である中国との関連も避けて通れないものがあり、中国の輸出産業の変遷についてもあわせて分析をした。今年度の研究活動の主なものは以下の事項である。 ・一昨年度のハノイ近郊の村における現地調査および昨年度のフォローアップインタビューで得られた情報の整理と考察 ・マクロ経済変数のデータのアップデイト ・学会(国際会議 アジアパシフィック経済学会)および国際シンポジウム(南開大学日本研究院)での発表および関連研究者との意見交換 ・また年度末に提出したAbstractが採択され、2008年夏に国際会議(ビジネス経済学会)で、ベトナム例においてまとめた論文を発表する予定である。 ・研究分担者である西川先生による、日本国内の地場産業とまちづくりとの関連の研究のまとめ。
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