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2006 年度 実績報告書

ミレニアム開発目標とインドシナ諸国における基礎教育開発の現状分析

研究課題

研究課題/領域番号 17653105
研究機関神戸大学

研究代表者

小川 啓一  神戸大学, 国際協力研究科, 助教授 (90379496)

研究分担者 廣里 恭史  名古屋大学, 国際開発研究科, 教授 (40262927)
黒田 一雄  早稲田大学, アジア太平洋研究科, 教授 (70294600)
キーワード教育開発 / ミレニアム開発目 / 教育政策 / ベトナム:ラオス:カンボジア / 基礎教育
研究概要

本研究の目的は、インドシナ諸国の初等教育開発に焦点をあて、以下の三つの分析をすることである。まず、第一に各国際機関、二国間援助機関、途上国政府の取り組みをレビューし、その到達京と問題息を明らかにする。第二にベトナム、ラオス、カンボジアを事例にそれらの国々の教育開発の現状と援助機関の役割を分析する。第三に、第一と第二の分析結果をふまえて、インドシナ三国がミレニアム開発目標を達成するために効率的な政策提言を提唱することである。
本研究は、全世界が2015年のMDGsの初等教育の完全普及達成目標に向かって動いていく中で、インドシナのベトナム、ラオス、カンボジアで三国の政府と援助機関がどのような取り組み行っているのか、また、これまでの達成度と最終目標の完全達成可能性を検証する。
18年度は、現地調査での作業としてラオスとカンボジアにて政府機関や、現地援助機関から教育政策の資料やデータを入手し、現地の小学校を視察し現状を検証した。とくに検証した点は、下記の分野である。
(1)教育公共財政、公共教育政策
(2)ドナー間の協調や援助国側の政策、効率性
(3)当該国の特徴的な教育に関する問題
(4)現時点までの当該国のMDGs達成度とその評価
(5)当該国の2015年までにMDGsの達成可能性と問題点
さらに、世界銀行本部にてベトナム、ラオス、カンボジアにおける基礎教育開発に関する資料収集を行い、一世界銀行のタスクマネージャーにインタビューを行い、国際機関の基礎教育支援の動向についても現状を把握した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 発展途上国の教育開発に関する政治経済学試論-「自立発展的」教育開発モデルの構築に向けて-2006

    • 著者名/発表者名
      廣里 恭史
    • 雑誌名

      国際教育協力論集 第9巻第2号

      ページ: 37-49

  • [雑誌論文] 日本のODAによるEFAの取組み-アンケート調査から見た新しい支援への模索-2006

    • 著者名/発表者名
      小川 啓一
    • 雑誌名

      国際協力論集 第14巻第2号

      ページ: 69-90

  • [雑誌論文] 途上国における日本の基礎教育援助の動向分析2006

    • 著者名/発表者名
      小川 啓一
    • 雑誌名

      アジア教育研究報告 第7号

      ページ: 68-90

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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