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2006 年度 実績報告書

教科教育・教科専門教員の連携体制確立をめざした社会科地域学習「津軽」の内容開発

研究課題

研究課題/領域番号 17653108
研究機関弘前大学

研究代表者

猪瀬 武則  弘前大学, 教育学部, 教授 (40271788)

研究分担者 齊藤 利男  弘前大学, 教育学部, 教授 (90162213)
後藤 雄二  弘前大学, 教育学部, 教授 (70162162)
宮崎 秀一  弘前大学, 教育学部, 教授 (60166147)
小岩 直人  弘前大学, 教育学部, 助教授 (70296002)
山田 秀和  弘前大学, 教育学部, 講師 (50400122)
キーワード津軽 / 教科教育 / 教科専門 / 内容開発 / 信念
研究概要

交付二年目は、内容開発と、共同研究体制の対象化である。第一の、内容開発では、津軽に関連する「白神山地」、「津軽平野・岩木川およびその開発」、「三内丸山」、「蝦夷(エミシ・エゾ)の歴史」、「北の国際貿易港十三湊」、「弘前城下町の形成と発展」がテーマであった。しかし、多岐に亘るテーマを「日本海交易」の観点から見直し、津軽のとらえ直しを構成の基盤にした。そのため、鰺ヶ沢・深浦の巡検調査を実施し、それらの討議をもとに、内容開発の素材を附属小中学校教員に向けて、レクチャーした。来年度に、その具体的な授業開発、検証授業が行われる。
第二の研究体制対象化では、類型・理念型の検討、共同研究下における参与観察の検討である。先に示した、フィールド調査では、地理的調査とデータ収集(ビデオ・デジタルカメラ記録)、その解析、文献・絵図資料の収集と分析、考古学的調査データの収集と分析から得られた成果を共有化した。その間、教科教育教員が考える内容開発と教科専門教員が考える内容開発に関する考え方や信念に関するインタビューを試みた。教科専門教員は、調査結果・発表結果を忠実に伝達することを是とし、その構成には否定的な考え方を持っ。教科教育教員は、内容をもとに、教育的観点から再構成すべきことを是とする信念を持つ。
来年度、これらの信念は、附属小中学校の教員が内容開発を具体化する上で、再び問われることになる。すなわち、教科専門教員の内容提示に対する、教材化、教具化の視点からの考え方・信念の表明や討論過程の参与観察であり、それによって明らかになる両者のパーセプションギャップの実相である。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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