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2006 年度 実績報告書

分散データベースとバーチャルリアリティーを活用した4次元地球磁気圏システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 17654093
研究機関愛媛大学

研究代表者

村田 健史  愛媛大学, 総合情報メディアセンター, 助教授 (20274342)

研究分担者 木村 映善  愛媛大学, 大学院医学系研究科, 助教授 (20363244)
岡田 雅樹  国立極地研究所, 極域情報基盤センター, 助手 (40270425)
キーワード地球電磁気 / 超高層物理 / 情報システム / データストレージ / インターネット高度化 / バーチャルリアリティー / 分散データベース / データ同化
研究概要

本研究の目的は、ネットワークを介して収集した人工衛星・地上観測データや計算機シミュレーションデータを3次元空間に時系列可視化し、さらにこれをバーチャルリアリティーシステム上で複数の研究者が協調的に遠隔体験・解析できるシステムの構築である。まず「統合データ解析システム」を通じて、過去に蓄積されたさまざまな観測データや地球シミュレータ等のスパコンによるシミュレーションデータに統合的にアクセス・取得する。これらのデータを一つのシステム上で3次元可視化処理し、さらに「データ同化・バーチャルリアリティーシステム」のバーチャルリアリティーシステム上で解析する。このシステムは、複数の研究者が同時に利用する場合、バーチャル空間を共有するボリュームコミュニケーションが可能である。
本システムでは、ネットワークを介して任意の観測・日時の観測およびシミュレーションデータを取得できる。さらに、バーチャルリアリティーを導入したことにより3次元的な磁気圏構造やその時間変化の理解が容易になる。地理的に離れた二人の研究者が3次元バーチャルリアリティー空間に浮かんだ地球磁気圏構造を同じ視点から体験し、さらに時間を進めることでダイナミクスについて議論・解析が可能となる。本システムは広帯域ネットワークを必要としないため、海外と国内の間でも問題なく利用することができた。3次元可視化や統合的なデータベースなど、ネットワークを介して観測データとシミュレーションデータを融合し、任意の時刻の観測データ・シミュレーションデータを4次元空間で再現し、それを研究者がバーチャルに共有体験解析できるシステムは地球惑星科学分野においては世界初といってもよい。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (5件)

  • [雑誌論文] Development and Application of Geospace Environment Simulator for the Analysis of Spacecraft-Plasma Interactions2006

    • 著者名/発表者名
      Hideyuki Usui
    • 雑誌名

      IEEE Transactions of Plasma Science Special Issue - Spacecraft Charging VOL.34, NO.5

      ページ: 2094-2102

  • [雑誌論文] SS/RDFを利用した太陽地球系物理観測データのメタデータ配信の検討2006

    • 著者名/発表者名
      木村 映善
    • 雑誌名

      情報処理学会論文誌 Vo 1.47, No. 4

      ページ: 1051-1062

  • [雑誌論文] A Study of IMF's Penetration into the Earth's Magnetotail and Magnetic Flux Rope via Global MHD Simulations2006

    • 著者名/発表者名
      Ken T., Murata
    • 雑誌名

      AOGS 3rd Annual Meeting 2006

      ページ: 120

  • [雑誌論文] The Virtual Earth's Magnetosphere System2006

    • 著者名/発表者名
      Kazunori YAMAMOTO
    • 雑誌名

      AOGS 3rd Annual Meeting 2006

      ページ: 121

  • [雑誌論文] An XML Web Service System for the Solar-Terrestrial Physics Observation Meta-Data2006

    • 著者名/発表者名
      Eizen KIMURA
    • 雑誌名

      AOGS 3rd Annual Meeting 2006

      ページ: 120

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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