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2006 年度 実績報告書

経験的分子動力学ポテンシャルの世界標準規格の構築とデータベース化への戦略的展開

研究課題

研究課題/領域番号 17656037
研究機関東京大学

研究代表者

泉 聡志  東京大学, 大学院工学系研究科, 助教授 (30322069)

研究分担者 酒井 信介  東京大学, 大学院工学系研究科, 教授 (80134469)
原 祥太郎  東京大学, 大学院工学系研究科, 助手 (10401134)
キーワード分子動力学 / 分子動力学ポテンシャル / 規格 / データベース / 遺伝的アルゴリズム / 密度汎関数法 / 標準化 / レナードジョーンズポテンシャル
研究概要

本研究は、アモルファス金属や化合物半導体等の高度な分子動力学計算に不可欠な高精度な経験的分子動力学ポテンシャルの標準規格の構築を行った後、ポテンシャル開発ソフトをインターネットのWebを通じて公開し、利用ユーザの結果をデータベースとして蓄積して共有することにより、世界標準のデータベースを作成することを目的とする。
ポテンシャル作成において最も大きな課題となる、最適なパラメータの探索手法についての開発を行った。第三者にポテンシャル作成が可能なような汎用性のある手法が必要であると考えられる。申請者らの研究により、遺伝的アルゴリズム(GA)が効果的であることがわかったため、これをポテンシャルフィッティングに特化した形に改良し、上記作成ソフトに組み込んだ。
開発したソフトウェアのために、GUIに優れたシステムを作成し、公開用プログラムを作成した。ユーザは、使用したいポテンシャル関数形、合わせ込みたい構造をGUIによって入力すれば、本ソフトウェアがポテンシャルを作成することができる。また、すでに計算されて利用可能になっているポテンシャルに関してはリストを公開し、常に利用可能な状態にした。これにより、分子動力学に関して知識のなかったユーザも簡便に分子動力学シミュレーションを出来るようになった。
本年度は手法を多元系金属(Zr-Ni)に適用し、その有効性を示した。本成果は、雑誌論文に投稿し、掲載可となっている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 その他

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Development of a method for making interatomic potential : an application to metallic systems2006

    • 著者名/発表者名
      T.Kumagai, S.Izumi, S.Hara, S.Sakai
    • 雑誌名

      Materials Science Forum 539-543

      ページ: 2123-2128

  • [雑誌論文] Development of a bond-order potential that can reproduce the elastic constants and melting point of silicon

    • 著者名/発表者名
      T.Kumagai, S.Hara, S.Izumi, S.Sakai
    • 雑誌名

      Computational Materials Science (印刷中)

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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