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2005 年度 実績報告書

ナノ・マイクロ構造物を内包した機能性リポソームの調製

研究課題

研究課題/領域番号 17656084
研究機関東京大学

研究代表者

市川 保正  東京大学, 大学院・情報理工学研究科, 助手 (40134473)

研究分担者 下山 勳  東京大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (60154332)
松本 潔  東京大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教授 (10282675)
星野 一憲  東京大学, 大学院・情報理工学研究科, 講師 (30361546)
キーワードリポソーム / 自己組織化 / DDS / MEMS / 機能生ナノ膜 / マイクロ構造物 / 生体由来物質 / 脂質
研究概要

本研究の具体的な目的は,表面を親疎水性修飾したマイクロ粒子を脂質膜に吸着反応させ,外場を用いてマイクロ粒子を操作し,リポソームの機能発現を制御する事にある.このために,温度や外場条件などをパラメータにしてマイクロ粒子の外場に対する応答性,破膜のタイミング,形の物理的変形及び膜透過性に関する特性実験を行い,その結果をもとに物理的制御可能なリポソームを構成する.
本年度は,国内外の関連する研究の実状を調査し,研究の遂行上必要な情報・資料の収集を行った.また,リポソーム内包物質め種類および濃度,温度,圧力をパラメータにして予備的なリポソームの形成実験を行い,次年度の機能性リポソームを構成するための基本的な知見を取得した.これによって,実験装置の設計製作を行い,実際にPHなどを制御する実験系の構築を行った.これによって,試験溶液として生体由来物質(脂質等),ナノ粒子,イオン溶液などを含むものを用い,濃縮・濃度調整を行うことが可能になった.予備的にナノ粒子を含む溶液をリボソームに閉じ込める実験を行ない,成功した.また,実験中の溶液のPRを制御するためにパソコンでリアルタイムモニタできるPHメータを購入し,データサンプリングシステムを構築した.
以上の本年度の研究によって次年度の機能性リポソームの調整に対する準備がほぼできた.

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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