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2005 年度 実績報告書

テラヘルツ電磁波エコーによる金属面塗装膜剥離の非接触リモート診断

研究課題

研究課題/領域番号 17656088
研究機関大阪大学

研究代表者

荒木 勉  大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (50136214)

研究分担者 安井 武史  大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 助手 (70314408)
キーワードテラヘルツ電磁波 / リモート計測 / 塗装膜厚 / 塗装膜剥離 / THzトモグラフィー / 二次元断層像
研究概要

本研究ではテラヘルツ(THz)電磁波による金属面塗装剥離の遠隔検出を目指している。このような剥離の非破壊検査では、内部の様子を階層的に検査できる断層画像撮影技術は極めて有効である。そこであらためてTHz領域について断層画像取得の方法を考えてみると、THzパルスを利用すれば超音波エコーと同様にパルスエコー法が適用できるはずである(THzトモグラフィー)。我々はこのような方法を、塗装膜厚やヒト皮膚断層の非接触リモート測定に応用してきた。しかしながら、従来のTHzトモグラフィーは基本的に点計測に基づいているため、2次元断層イメージを取得するためには2次元的な機械的走査機構が必要となる。その結果、画像取得に膨大な時間(数分〜数時間)がかかり、本手法の応用性を著しく制限してきた。しかしこのような機械的な走査を無くし、リアルタイムで2次元断層像が取得できれば移動物体にも適用でき、THzトモグラフィーの応用性は飛躍的に高まるはずである。ここで、THz波の光としての並列性に注目し、電気光学的時間-空間変換と線集光THz結像光学系を利用すれば、機械的走査機構を必要とすることなく、2次元断層分布の取得が可能になる。我々はこのような独自のアイデアに基づいた実時間2次元THzトモグラフィー装置を開発し、その基本特性評価を行った。さらに、本手法の応用性を評価するため、塗装膜の膜厚と乾燥状態の非接触リモート計測に応用し、その有用性を確認した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Real-time two-dimensional terahertz tomography2005

    • 著者名/発表者名
      T.Yasui
    • 雑誌名

      International workshop on terahertz technology 2005 17A-2,pp.

      ページ: 53-56

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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