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2006 年度 実績報告書

絵画における建築の表現方法に関する史料論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17656199
研究機関東京大学

研究代表者

藤井 恵介  東京大学, 大学院工学系研究科, 助教授 (50156816)

研究分担者 佐野 みどり  学習院大学, 文学部, 教授 (60178811)
金行 信輔  広島大学, 大学院工学研究科, 助手 (90335703)
清水 重敦  奈良文化財研究所, 文化遺産部, 研究員 (40321624)
角田 真弓  東京大学, 大学院工学系研究科, 技術職員 (20396758)
藤原 重雄  東京大学, 史料編纂所, 助手 (40313192)
キーワード建築 / 絵画史料 / 絵巻物 / 錦絵 / 古写真 / 寺院 / 神社 / 大名屋敷
研究概要

以下の研究を実施した。主として、課題の抽出、その具体的な検討を中心に実施した。また絵画資料の現地共同調査を実施した。
(1)課題の抽出:本研究の参加者が自己の課題に即して、絵画資料の利用法、解読法について、研究発表を実施した。本年は具体的な絵画をとり上げ、それを中心に検討した。
・絵画研究の方法論-新出の洛中洛外図について(佐野みどり)
・洛中洛外図屏風における黒の彩色(藤井恵介)
・石清水八幡宮曼茶羅について(加藤悠希)
(2)絵画の実際の調査:絵画の共同調査を実施して、それぞれの分野からの検討課題を共有する試みを実施した。
・石清水八幡宮曼茶羅(大倉集古館)
・洛中洛外図屏風(京都)
共同調査において、新たに発見されたことは、絵画の専門家は絵画を見るとき、背景の風景表現、人物の顔、衣装を集中的にみていることであり、建築の専門家は建築を集中してみていることであった。それぞれの現在のプロフェッションに大きく依存しているのである。一方、絵画を描いた絵師は、何れも一人(或いは複数)の責任で描いていると思われる。現代の専門的分業の及ぼしている影響の大きさが、絵画の解読、研究に大きな意味を持っていることが判明した。これは、次年度に解決すべき大きな課題であることが確認された。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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