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2005 年度 実績報告書

反応生成物収率向上のための原料非定常フィードシステムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 17656257
研究機関静岡大学

研究代表者

東 直人  静岡大学, 工学部, 助教授 (50192464)

キーワード化学工業反応 / 収率向上 / 熱力学的平衡 / ブレークスルー / 触媒反応 / 非定常 / フィード反応 / システム設計
研究概要

化学工業反応における生成物収率の熱力学的ブレークスルーを目的として,2種類の反応原料物質を変則的に触媒上に供給し,反応に供する"非定常フィード反応"システムの構築と評価に関する研究を展開した。本年度は,下記の4点に関する事項について研究を行った。
1.システム設計と製作-気体反応原料の供給様式が秒単位で任意に設定でき,触媒反応に供することができる非定常フィード反応システム装置の設計と製作を行った。ここでは,高速応答性(応答時間約1秒)に優れたデジタルマスフローコントローラ2台とコンピュータ制御器を導入し2系統の気体原料が独立して反応層に供給できる反応装置を製作した。
2.システム制御プログラムの製作-"非定常フィード反応"装置を制御するプログラムの設計・作成を行った。プログラムは,グラフィカルな概念で構築できるLabVIEW言語を採用し,2系統の気体原料の供給速度,供給様式が独立して任意に設定・制御できるものを製作した。
3.システム検証-作製した"非定常フィード反応"装置の検証を行った。検証では,反応層出口に質量分析装置の導入ポートを設置し,2系統の気体原料の供給様式を秒単位で変更した際の原料供給様式の変化を観測した。その結果,本システムでは,設計通りの性能を示すことが明らかとなった。
4.システムの適用反応の検証-炭化水素の酸化反応に関するモデル検証を行い,本反応の"非定常フィード反応"装置への適用性に関する検討を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Modeling of Diesel Oxidation Catalyst2005

    • 著者名/発表者名
      Yasushi Tanaka
    • 雑誌名

      Ind.Eng.Chem.Res. 44・22

      ページ: 8205-8212

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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