• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

人工設計した短鎖RNAによる組織特異的な遺伝子発現抑制システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 17657074
研究機関神戸大学

研究代表者

井上 邦夫  神戸大学, 理学部, 助教授 (40252415)

キーワードゼブラフィッシュ / 組織特異的 / 遺伝子発現抑制 / microRNA(miRNA) / 母性mRNA / ポリA鎖
研究概要

本研究の目的は、小型淡水魚ゼブラフィッシュ胚において、人工的にデザインした短鎖RNAにより、時期・組織特異的に標的遺伝子の発現抑制を行なう実験システムを構築することである。本年度は、まず、その糸口として、ゼブラフィッシュにおける内在性microRNA(miRNA)について解析を行った。そして、米国Alex Schier博士らとの共同研究により、下記のような成果をあげた。
1.ゼブラフィッシュ胚発生初期に豊富に存在するmiR-430について標的mRNA群を同定し、これら標的mRNAの多くが母性mRNAであることを示した。この結果から、初期発生過程における母性プログラムから接合子型プログラムへの変換過程において、miRNAによる母性mRNAの発現抑制制御システムが重要な役割を果たすことが強く示唆された。
2.miRNAによる標的mRNA制御機構について解析を行い、miR-430がmRNAのポリA鎖短縮化を誘導することによって翻訳抑制やRNA分解制御を行っていることを明らかにした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Zebrafish miR-430 promotes deadenylation and clearance of maternal mRNAs.2006

    • 著者名/発表者名
      Giraldez, A.J
    • 雑誌名

      Science (印刷中)

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi