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2005 年度 実績報告書

犬猫におけるグレリンの病態生理学的役割の解明と臨床応用の可能性

研究課題

研究課題/領域番号 17658143
研究機関宮崎大学

研究代表者

永延 清和  宮崎大学, 農学部, 助教授 (40264353)

研究分担者 村上 昇  宮崎大学, 農学部, 教授 (80150192)
阿野 仁志  宮崎大学, 農学部, 助手 (50372800)
内田 和幸  宮崎大学, 農学部, 助手 (10223554)
キーワードグレリン / 犬 / 猫 / 肥満
研究概要

犬や猫において体格や疾患と血中グレリン濃度との関係をみるために、宮崎大学農学部附属家畜病院に来院した犬猫を対象にして飼い主の同意を得たのちに血中グレリン濃度を測定している。この時、body conditioning scoreを用いて動物の痩せや肥満の程度を5段階で評価した。この評価法では、スコアが低いと痩せていることを、スコアが高いと肥満傾向であることを示す。現在のところ、血中グレリン濃度はbody conditioning scoreが高いほど高く(P<0.05)、年齢が高いほど低い(P<0.05)結果を得ている。各疾患とグレリン濃度との間には特定の関連は認められていないが、今後例数を増やして検討を続けていく予定である。また、グレリン投与の効果や影響をみる目的でグレリン投与後の血中濃度の推移、呼吸循環系に対する影響、網膜電図に対する影響をみている。グレリン10nmol/kgを静脈内投与あるいはグレリン10nmol/kgを皮下投与後の静脈血中グレリンン濃度の推移について濃度測定まで終了し、データは現在解析中である。また、呼吸循環系に対する影響は全身麻酔下で評価し、グレリン10nmol/kg投与群、グルコース投与群(コントロール)は、呼吸循環系のパラメーターは変化していないが、グレリン20nmol/kg投与群の1例で軽度の動脈圧の低下が認められた。さらに、グレリン投与の網膜電図(ERG)に対する影響を観察しはじめたが、データをまとめるまでには至っていない。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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