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2006 年度 実績報告書

血液脳関門を介したミクログリアの脳内移行に関与する分子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 17659026
研究機関国立長寿医療センター(研究所)

研究代表者

駒野 宏人  国立長寿医療センター, (研究所)・アルツハイマー病研究部, 室長 (40170378)

キーワードミクログリア / 血液脳関門
研究概要

本研究は、ミクログリアの持つ血液脳関門(BBB : blood-brain barrier)通過機能に関与する分子を同定し、その実態を明らかにすることである。そのために、BBBを構成している内皮細胞をトランスウェルのメンベレン上(孔サイズ:3μM)に培養し、ミクログリアがトランスウェル上部チャンバーから下部チャンバーに通過するというトランスマイグレイションアッセイを確立し、これを用いて、これに関与するミクログリア上の分子の同定を実施する。
作年度は、マウス由来株化ミクログリアRa2[澤田(名古屋大学)により樹立]を用いて、トランスマイグレイションアッセイのための至適条件検討を行った。
本年度は、このアッセイを使ってBBB通過機能に関与する遺伝子を同定するため、Ra2細胞よりレトロウイルスベクターとするcDNAライブラリーを作成することを主目的とした。
そのため、10^9のRa2細胞より、poly(+)RNAを調整し、Gubler-Hoffman法に基ずいてcDNAを作成した。このcDNAは、レトロウイルスベクターpMX(Onishi, et al., Exp.Hematol.24:324-329、1996)に挿入し、その結果、平均インサートサイズ1kb、2X10^6cfuのcDNAライブラリーが作成できた。これは、標準的はcDNAライブラリーの条件を満たすものであった。
現在、このライブリーをRa2細胞に感染させ、平成17年度に確立したトランスマイグレイションアッセイ系を使って、実際に関与するcDNAのスクリーニングをすすめているところである。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Reconstitution of γ-secretase by truncated presenilin (PS) fragments revealed that PS C-terminal transmembrane domain is critical for formation of γ-secretase complex2006

    • 著者名/発表者名
      Shiraishi H., et al.
    • 雑誌名

      Genes to Cells 11

      ページ: 83-93

  • [雑誌論文] Homocysteine-induced endoplasmic reticulum protein (Herp) is up-regulated in sporadic inclusion-body myositis and in endoplasmic reticulumn stress-induced cultured human muscle fibers2006

    • 著者名/発表者名
      Nogalska A., et al.
    • 雑誌名

      J. Neurochem. 96

      ページ: 1491-1499

  • [雑誌論文] Characterization of APH-1 mutants with a disrupted transmembrane GxxxG motif2006

    • 著者名/発表者名
      Araki W., et al.
    • 雑誌名

      J. Mol. Neurosci 29

      ページ: 35-44

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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