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2005 年度 実績報告書

脂質組織学の開拓とステロイドホルモン産生器官への応用

研究課題

研究課題/領域番号 17659056
研究機関広島大学

研究代表者

川真田 聖一  広島大学, 大学院保健学研究科, 教授 (30127641)

キーワード脂質 / ステロイド / 組織化学 / 質量分析法 / 分析
研究概要

研究の目的:脂質は、生体を構成する主要な有機成分の1つであるが、顕微鏡試料を作製する過程で脱水中に失われる。また、特定の脂質に特異的に結合する物質がほとんど無いため、脂質の種類の同定は極めて困難である。本研究の目的は、組織や細胞中の脂質を、質量分析法で解析して、脂質の種類を同定し定量化する方法を開拓することである。
本年度の研究実施計画:交付内定が9月だったため、本年度は10月より予備実験を始め、検出を目的とする物質に最適な測定条件を検討している。質量分析機の基本的な取り扱いやキャリブレーション方法などに慣れるとともに、測定に影響するさまざまな要素について、最適な測定条件を求めるため、具体的に検討している。例えば、試料のイオン化と測定にはイオンスプレー法とナノスプレー法のどちらが適するか、試料を溶解する溶媒の種類は何が良いか、測定に必要な検体の量、検出できる最小濃度などについて、検討している。また、検出感度を高めるための装置の調整、脂質試料を効率よくイオン化させる方法、脂質の精製が必要かどうかについても検討している。
さらに、測定と解析にあたっては、あらかじめ細胞内にどの脂質が存在するかが予測できれば大きな助けになるので、polymerase chain reaction(PCR)法で、細胞や組織に存在するステロイド代謝に関連する酵素の種類を明らかにして、存在の可能性がある脂質を絞り込みできることを目指している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Characterization of labeled neural progenitor cells for magnetic targeting2005

    • 著者名/発表者名
      Hamasaki T
    • 雑誌名

      Neuroreport 16・15

      ページ: 1641-1645

  • [図書] 人体の構造と働き、最新介護福祉全書12 医学一般・公衆衛生 第3版(山口昇、多田羅浩三編集)2005

    • 著者名/発表者名
      川真田 聖一
    • 総ページ数
      53
    • 出版者
      メヂカルフレンド社

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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