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2005 年度 実績報告書

ニューロイメージングによる職業性ストレス理論モデルの脳内機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17659176
研究機関岡山大学

研究代表者

川上 憲人  岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (90177650)

研究分担者 廣川 空美  岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (50324299)
大平 英樹  名古屋大学, 大学院環境学研究科, 助教授 (90221837)
キーワードストレス / ニューロイメージング / fMRI / コントロール可能性 / 実験心理学 / 前頭前野 / 光トポグラフィー
研究概要

平成17年度は、実験的研究によるコントロール可能性の記憶部位の探索とストレス反応の修飾効果評価を検討した。
1.平成17年6月には第1回ラテンアメリカ行動医学会(メキシコ)の機会を利用してこの分野の専門家により研究計画のレビューを受けた。研究計画に対する高い評価を受けるとともに、いくつか重要な指摘を受け、研究計画を見直した。
2.fMRIよりも測定の自由度が高い光トポグラフィーを本研究に応用する可能性について、日立基礎研究所の研究者にヒアリングを行った。光トポグラフィーは測定可能部位が大脳皮質など表層に限定され、また時間解像度があたり高くないという欠点はあるが、被験者への放射線曝露がないこと、電気生理学的測定の同時実施が容易などの利点があることが判明した。
3.文献レビュー、これまでの実験経験などから本研究における有効なストレス刺激課題を検討した。この刺激課題を使用して被験者数名に対して予備実験を実施し、コントロール可能性を操作する範囲(3段階)の最適値を検討した。この結果、最適の刺激課題を決定することができた。
4.fMRIを実際に使用して、上記刺激課題を用いた実験および各種心理・生理学的測定が実際に実施可能であることを確認するための予備実験を行った。予備実験の結果、本刺激課題を使用して実験を実行する上でいくつかの問題点が抽出された。この点については次年度研究において改善する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Association of neural and physiological responses during voluntary emotion suppression2006

    • 著者名/発表者名
      Ohira H, et al.
    • 雑誌名

      Neuroimage 29

      ページ: 721-733

  • [雑誌論文] Immune, endocrine and cardiovascular responses to controllable and uncontrollable acute stress2005

    • 著者名/発表者名
      Isowa T, et al.
    • 雑誌名

      Biological Psychology 71

      ページ: 202-213

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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