研究課題/領域番号 |
17659191
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研究機関 | 千葉県衛生研究所 |
研究代表者 |
柳堀 朗子 千葉県衛生研究所, 健康疫学研究室, 特別研究員 (50251228)
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研究分担者 |
茂野 誠一 千葉県衛生研究所, 健康疫学研究室, 上席研究員 (00392283)
一戸 貞人 千葉県衛生研究所, 健康疫学研究室, 室長 (60213005)
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キーワード | 運動継続支援 / メールマガジン / 高齢者 / IT / 健康づくり |
研究概要 |
高齢者体力づくりプログラムへのIT活用が運動の継続に及ぼす効果を、1)メールマガジンによる運動継続支援、2)メールマガジンに参加者からのメールの回覧を加えた運動継続支援により検討している。1)メールマガジンによる運動継続支援:N市で実施している健康づくり教室参加者(平成16年度からの継続者53名、平成17年度の新規参加者47名)に対し、月3回のメールによる継続支援を平成18年1月より開始した。継続意欲に関する質問紙を平成18年6〜7月、平成18年12月〜19年1月に収集している。教室は1年後との更新であるため、平成18年12月で教室参加を取りやめた者もいるが、現在継続39名、新規41名が継続している。この間、送信ミスにより参加者のアドレスが各参加者に回り、参加者の中にウイルス感染をしたパソコン使用者がいたために参加者全員に迷惑メールが配信されるというトラブルが生じた。事情を説明し、感染者の特定を試みたがかなわず、これがきっかけで協力辞退者が生じてしまった。2)メール回覧も加えた運動継続支援:メールマガジンに加えて、教室参加者の感想等を相互に共有することが運動継続意欲の向上に良い影響を与えるかの検討を、N市と同様の方法で運動教室を実施しているA市において平成18年10月より開始した。これは、メーリングリストと類似しているが、参加者間にはメールアドレスを知らせないようにするため、参加者は研究代表者に宛にメールを送付し、研究代表者から参加者に受け取ったメールを再配信するという形式(メール回覧)で実施している。A市の参加者は51名であり、10月から1月までメール回覧とメールマガジン配信を行い、2月から9月までメール回覧を中止、5月から8月まで回覧再開という方法で、メール回覧の効果を検討する。メール回覧は参加者からの協力がないと成立しないが、4ヶ月間の実施ではほぼ毎日1通の回覧を実施することが出来た。
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