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2005 年度 実績報告書

糖尿病患者の無症候性心筋虚血スクリーニングのためのサポートツールの開発と検証

研究課題

研究課題/領域番号 17659204
研究機関京都大学

研究代表者

福原 俊一  京都大学, 医学研究科, 教授 (30238505)

キーワード虚血性心疾患 / 糖尿病 / 無症候性心筋虚血 / 運動負荷検査 / 臨床予測ルール / スクリーニング
研究概要

糖尿病患者は虚血性心疾患を有する場合でも無症状であることが多いため(無症候性心筋虚血)、胸痛などの症状以外の情報を用いてスクリーニングを行う必要がある。糖尿病患者のための、精度が高くユーザビリティーの高いスクリーニング方法を確立することにより効率の良い虚血性心疾患のスクリーニングを行うことが可能である。また同時に、医療者の負担、医療コストを抑えながら糖尿病患者の予後を改善することが出来ると予想される。
本研究の目的は、糖尿病患者における無症候性心筋虚血スクリーニングのサポートツールとなる、精度の高い臨床予測スコアリング・システムを開発しその妥当性を検討することである。本研究では、糖尿病患者の臨床情報と患者アウトカムの情報を前向きに収集し、ロジスティック回帰分析を用いて各臨床情報の重み付けを算出する。算出された重み付けを用いて、スクリーニングのためのスコアリング・システムを作成する。糖尿病の虚血性心疾患スクリーニングのためのスコアリング・システムを作成する試みはこれまで国内外において行われておらず、独創的な研究であると考えられる。
本年度の実施結果は以下の通りである
(1)国内外の関連論文を系統的にレビューすることにより、無症候性心筋虚血の予測のために有効な因子の候補の選出。
(2)研究プロトコールの作成:研究プロトコールには、スクリーニング対象患者の採用基準、除外基準、対象施設、患者同意書、文献レビューの結果を元に作成した統一された書式の糖尿病患者における無症候性心筋虚血病歴・検査フォーマットを含む。
(3)4施設から本研究への参加協力を得た。
(4)京都大学および各施設の倫理委員会へ研究プロトコールを提出し、研究の実施についての承認を得た。
(5)上記の参加施設の内、1施設に於いてパイロット研究を行い、研究の実行可能性を検討した。
(6)患者登録の開始

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 糖尿病診療の質と患者アウトカムの測定・改善に関する系統的レビュー2005

    • 著者名/発表者名
      林野泰明, 東尚弘, 福原俊一
    • 雑誌名

      日本醫亊新報 第4234号

      ページ: 26-32

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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