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2005 年度 実績報告書

日常生活活動におけるストレスの定量的評価法の開発と臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 17659207
研究機関国立循環器病センター(研究所)

研究代表者

下内 章人  国立循環器病センター(研究所), 病因部, 室長 (80211291)

研究分担者 小久保 喜弘  国立循環器病センター(研究所), 予防検診部, 医師 (20393217)
森谷 健二  独立行政法人国立高等専門学校機構函館工業高等専門学校, 電気電子工学科, 助手 (90342435)
キーワードストレス / 心拍数変動 / 呼気 / 唾液 / 日常身体活動
研究概要

平成17年度は研究計画に基づき,日常生活活動におけるストレス指標の探索のため,(1)健康成人,(2)居宅介護家族,(3)循環器病疾患患者を対象とし,国立循環器病センターまたは被験者の居宅・居所および自由行動域における以下の調査を行った.すなわち,検査に先立ち,基礎調査票や市販の質問紙票による調査を実施し,被験者は行動記録票に日常の基本活動動作を記録,この際に同時に心と体に分けたビジュアルアナログスケールにより,両者のストレス尺度を記入した.血液・唾液血中のストレス関連成分(アミラーゼ,クロモグラニンA等)の分析を行うため,静脈血を調査開始時に,また,唾液・呼気終末ガスを調査開始時,1日目就寝直前,2日目起床直後,調査終了時において,終末呼気を呼気採取バッグにより採取した.他方,携帯型加速度心拍数計測装置を装着し,心電図RR間隔と身体加速度を記録し,行動記録と共に,上述の試料採取を行った.24時間が経過した時点で携帯型加速度心拍数計測装置を外し,計測を完了した.以上の調査をもとに,行動記録と心拍数・身体加速度のトレンドはもとより心拍数の周波数解析を含む解析諸指標とアンケート調査の結果・血液検査・呼気ガス分析等を対照し,相互の関連の統計解析を行った.平成17年度末までには,約30例の被験者データを取得したが,ビジュアルアナログスケールによるストレス尺度(心理・身体的ストレス)と心拍数変動,唾液中アミラーゼ活性の間に良好な関係を持つものは少なく,現在,心拍数変動の解析法と新たなストレス成分の分析ターゲットを検討している.他方,本研究計画の予備調査に当たる調査結果を日本生理学会会に報告した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Chemical permeation through an eggshell as determined by a newly developed high-sensitivity analytical system2006

    • 著者名/発表者名
      Shimouchi A, Chiba Y, Pearson JT, et al.
    • 雑誌名

      World Poultry Science Journal 61(in press)

  • [雑誌論文] 高感度質量分析による皮膚ガスと呼気中の微量ガス成分の対比2005

    • 著者名/発表者名
      下内章人, 藤川和子, 瀬戸純子
    • 雑誌名

      呼気生化学の進歩 7

      ページ: 45-46

  • [雑誌論文] 種々のガス採取容器の低分子ガス保存能力に関する検討2005

    • 著者名/発表者名
      藤川和子, 下内章人, 瀬戸純子
    • 雑誌名

      呼気生化学の進歩 7

      ページ: 47-52

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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