研究課題/領域番号 |
17659241
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研究機関 | 国立循環器病センター(研究所) |
研究代表者 |
若林 繁夫 国立循環器病センター(研究所), 循環分子生理部, 部長 (70158583)
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研究分担者 |
岩田 裕子 国立循環器病センター(研究所), 循環分子生理部, 室長 (80171908)
西谷 友重 国立循環器病センター(研究所), 循環分子生理部, 室長 (50393244)
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キーワード | 循環器・高血圧 / 生体分子 / タンパク質 / トランスレーショナルリサーチ / バイオテクノロジー |
研究概要 |
(1)ハイスループット薬物スクリーニング法の開発に向けて、Ca^<2+>チャネルであるGRC(TRPV2)を高発現した細胞を用いて蛍光プレートリーダーによって活性を測定する試みを行った。TRPV2を発現した細胞にCa^<2+>指示薬を負荷し、チャネルが開くことによって起こる細胞内Ca^<2+>濃度上昇を検出することを試みた。多数の条件を検討した結果、ある条件下でTRPV2発現細胞においてのみ細胞内Ca^<2+>が著しく上昇することを見出した。この方法は、測定の感度、持続性、特異性、再現性において私たちが設定した目標をすべてクリアーしており、この系を用いれば薬物スクリーニングは可能になるであろう。(特許申請中)(2)TRPV2を阻害する実験室レベルの薬物探索を行った。まず、TRPV2を認識する細胞外抗体(ニワトリにて作成)を数種類作成したが、活性を阻害するまでには至らなかった。またこれまで作成した12個のsiRNAのうち1種類は50%のTRPV2発現阻害が見られたが、完全な阻害には至らなかった。しかしながら、ある薬物がTRPV2を阻害することを見出した。
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