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2005 年度 実績報告書

プロテオーム解析法を用いた川崎病患者における病因蛋白質の網羅的解析

研究課題

研究課題/領域番号 17659319
研究機関横浜市立大学

研究代表者

横田 俊平  横浜市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (10158363)

研究分担者 森 雅亮  横浜市立大学, 医学部, 準教授 (30254204)
今川 智之  横浜市立大学, 大学病院, 助手 (20336548)
キーワード川崎病 / IL-6 / 抗IL-6レセプター抗体 / プロテオーム解析法 / DNAチップ / 原因検索 / ケモカイン / Th1 / Th2バランス
研究概要

プロテオーム解析による川崎病患者末梢白血球および血清中の疾患特異的蛋白の同定
(1)患者の急性期および回復期の末梢血白血球および血清の収集:患者家族のinformed consentを取得後、川崎病患者の急性期および回復期の全血(5ml)から末梢血白血球(10^5個細胞)および血清(100〜200μl)を15〜20ペア収集した。(2)患者末梢単核球を分離し、細胞表面マーカーや既知の免疫機能制御分子、ケモカインの発現パターンとその量的変化、Th1/Th2バランスの変化などをヒト抗IL-6レセプター抗体治療前後で検討を行った。表面マーカー、ケモカインの発現パターン、Th1/Th2バランスの変化はフローサイトメトリーを用いて解析した。(3)患者血球および血清中蛋白質の分離精製:患者から得られた血清をaffinity columnによりアルブミンおよびグロブリン除去した後、極めて高い分離能をもつO'Farrellの二次元電気泳動で精製した。(4)急性期、回復期血清の差異の検討:急性期および回復期血清のゲル電気泳動法で分離された蛋白質をdifferential display法にて比較することにより、各病期に特徴的な蛋白を検出した。銀染色にてより高い感度で検出状態を確認した。(5)LC-MS/MS法による蛋白質の同定:ゲル上に検出された蛋白質を切り出し、トリプシンで分解した後、LC-MS/MS(液体クロマトグラフ質量分析装置)で網羅的に解析した。得られたペプチドの質量および部分配列情報をデータベースで探索してゲル上に表出した蛋白質を同定した。(6)疾患特異的蛋白質情報のデータベース化:得られた遺伝子情報および機能に関する情報をデータベース化した。
当初の計画通り、本年度は研究が進行していると認識している。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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