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2006 年度 実績報告書

人工筋肉を用いた心補助装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17659422
研究機関弘前大学

研究代表者

鈴木 保之  弘前大学, 医学部, 助教授 (60344595)

研究分担者 宮田 寛  弘前大学, 理工学部, 教授 (80312479)
牧野 英司  弘前大学, 理工学部, 教授 (70109495)
佐川 貢一  弘前大学, 理工学部, 助教授 (30272016)
キーワード人工筋肉 / 心肺補助 / 人工心臓
研究概要

1.体循環を想定したシミュレーション回路を作成した。これは人工筋肉によるデバイスを巻付ける心臓部分(ソフトバッグ)と貯水槽とをチューブで連結している。貯水槽の水面の高さを変えることでソフトバッグの張り具合を調節することと、ソフトバックの出入り口に逆流防止弁を付けてあり、ソフトバックを絞ることで実際の心臓が収縮するのと同様な体循環のモデルとなる。チューブの途中、ソフトバックに内圧を測定するための側枝がついており人工筋肉によりどのくらいの圧の発生があるかを測定することが可能である。前回作成したシミュレーション回路では、逆流防止弁の反応が遅く、手術で使用する人工弁に変え、またソフトバックが大きかったため小さいものへの改良を行った。
2.このソフトバックに巻付ける人工筋肉デバイスを作成し、このデバイスに適応した通電回路も併せて作成、実際に回路を使用してデバイスを駆動させ、発生する圧力を測定し、貯水槽の水位を変えることでどのようなパフォーマンスを示すのかデータを現在データを集積している。初期のデータでは発生する圧力が少ない傾向にあり、今後収縮力の強いデバイスの作成が必要となるかもしれない。また、収縮動作は比較的速いが、伸展動作が遅い傾向にあり、通電回路の修正や、デバイス自体の改良も必要となるかもしれない。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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