研究課題/領域番号 |
17659437
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
岩崎 喜信 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (00113522)
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研究分担者 |
黒田 敏 北海道大学, 北海道大学病院, 講師 (10301904)
七戸 秀夫 北海道大学, 北海道大学病院, 医員 (80374479)
鐙谷 武雄 北海道大学, 北海道大学病院, 医員 (80270726)
石川 達哉 北海道大学, 北海道大学病院, 講師 (10281809)
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キーワード | Cerebral stroke / Spinal cord injury / Bone marrow stromal cell / Transplantation / Differentiation / Migration / Biomaterial / Neuroprotection |
研究概要 |
GFPトランスジェニック・マウスから骨髄間質細胞(BMSC)を採取してマウス脳梗塞あるいはラット脊髄損傷モデルに移植した。移植した細胞が脳や脊髄の中を病変部に向かって遊走する様子を動物が生きたままの状態で観察する実験系を確立した。J Neurotrauma誌(2005)に掲載された。 移植されたBMSCが神経細胞に特異的に存在する受容体を保護するかどうかを、マウス脳梗塞モデル、ラット脊髄損傷モデルを用いてautoradiographyにより解析した。細胞移植が病変周囲における神経受容体を保持する役割を有していることが判明した。J Nucl Med誌(2006)に掲載された。さらにJ Neurotrauma誌に投稿中である。 移植されたBMSCが神経回路網を再構築する様子を生体内で観察する目的で、MRIによるマウス脳梗塞モデル、ラット脊髄損傷モデルの画像化システムを確立した。移植されたBMSCが中枢神経内部で活発な細胞分裂を繰り返しながら生着することを明らかとした。Brain Res誌2005に掲載された。 仔ラット脊髄スライスにBMSCを移植して長期間観察する実験系を確立した。BMSCが軸策伸長に寄与することを明らかとした。J Neurosurg誌に投稿中である。 BMSCの神経細胞への分化メカニズムをDNAマイクロアレイにより解明した。Brain Res誌に受理されている。 ラット脳凍結損傷モデル、脊髄半切モデルを用いて、細胞移植を促進するためのバイオ・マテリアルの開発を行なった。その結果、フィブリンが有用な素材となり得ることを明らかとした。現在、2編の論文を作成中である。 中枢神経に移植されたBMSCが病変部に遊走するメカニズムをマウス脳梗塞モデルを用いて解明した。現在、Stroke誌に投稿中である。 もやもや病の成人例では病期の進行がまれならず生じること、助成に高率に生じることを統計学的手法を用いて明らかにした。微小出血の有無について検索した。Stroke誌(2005)、Neuro Med Chir (Tokyo)誌に掲載された。脳血流量が低下した病態はPETにより再分化して論じる必要があることを明らかにした。Stroke誌(2006)に掲載された。
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