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2005 年度 実績報告書

仮想現実・疑似体験訓練による神経因性疼痛治療に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17659487
研究機関岡山大学

研究代表者

佐藤 健治  岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (70359884)

研究分担者 佐藤 哲文  岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (40362975)
溝渕 知司  岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (70311800)
中塚 秀輝  岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (70263580)
森田 潔  岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (40108171)
キーワードバーチャル・リアリティ / 幻肢痛 / 一次体性感覚野
研究概要

平成17年10月には東京大学にてバーチャル・リアリティ学会が開催され、現時点における仮想現実の技術水準をリサーチする目的にて参加した。本研究ではヘッド・マウント・ディスプレイを頭に装着して訓練プログラムを実施することが必要となるが、従来製品は重量面で不利であった。今回の学会会場の機械展示には重量が200g程度のめがねタイプのディスプレイが紹介されており、本研究に有効に活用できると考えられた。
当初の研究対象は四肢のComplex Reginal Pain Sydrome(CRPS)患者を想定していたが、四肢全てを同時に仮想現実の中に構築するためには大掛かりで非常に高価なリアルタイム・モーションキャプチャー装置が必要となる。ところが上肢とくに手指の動きは既製のサイバーグラブという手袋型のモーション・キャプチャー装置を利用することで比較的容易に仮想現実が構築できる。そこで研究対象を上肢のうちでも手指のCRPS患者に限定することにした。
バーチャル・リアリティ関連器具は非常に高価なものが多く経済的理由から本年度は仮想現実空間を構築するソフト開発に重点をおいて研究を進めた。
患者は眼鏡タイプのヘッド・マウント・ディスプレイを装着する。患肢と反対側の健常肢にサイバーグラブ装着し動かすとディスプレイには患肢側が動いているように写し出される。健常な肢や指を動かすため疼痛がない。脳の一次体性感覚野には痛いはずの指が痛みなく自由に動いているように伝えられる。健常側に装着したサイバーグラブからの情報をディスプレイ上には反対側の映像として構築するためには特別なソフトの開発が必要となる。研究期間が限られているため、今回はこのソフト開発を民間の専門業者に委託した。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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