• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

発癌から顕性前立腺癌に至る遺伝子および遺伝子周囲変異の検索

研究課題

研究課題/領域番号 17659506
研究機関山口大学

研究代表者

松山 豪泰  山口大学, 医学部, 助教授 (70209667)

研究分担者 内藤 克輔  山口大学, 医学部, 教授 (60115251)
佐々木 功典  山口大学, 医学部, 教授 (80116722)
濱中 裕一郎  山口大学, 医学部, 助教授 (40189618)
大見 千英高  山口大学, 医学部附属病院, 助手 (90335737)
キーワード前立腺癌 / LOH解析 / 遺伝子変異 / 人種差 / 13番染色体長腕 / 8番染色体短腕
研究概要

海外研究協力者、Jan Fichtner教授より50例の早期前立腺癌検体の供給を受け、日本人前立腺癌検体50例とともにレーザーマイクロダイセクション法にて前立腺癌組織および周囲非癌組織を採取、DNAを抽出した。同検体を用いて現在染色体13番長腕領域のフラグメント解析を施行、現在解析中である。しかし日本人前立腺癌検体は保存条件の違いによると思われるDNAの断片化(degradation)が発生し、約半数の症例において100bp前後のPCR productであればLOH解析が可能であるが200bp前後のPCR productの場合、LOH解析が困難であることが判明した。そこで新たに日本人前立腺癌検体40例を収集し、追加切り出しを行っている。日本人検体においてもドイツ人検体と同程度の良質なDNAを採取した後、さらに8番短腕8領域のフラグメント解析も計画中である。また前立腺癌の早期の段階で発生すると報告されているGSTPI(前立腺腺管基底細胞に特異的に発現し、prostate inflammatory atrophyに関連する)Rb1 (13番染色体長腕上腫瘍抑制遺伝子)、PI3K/Aktのsurvival signalを制御するPTEN、NKX3.1 homeobox遺伝子(8番染色体短腕上に存在する腫瘍抑制遺伝子)、insulin-like growth factor 1 receptor (IGF1R,前立腺癌の増殖に強い影響をあたえる)などのkey geneのgeneticまたはepigeneticな変異が報告されているのでこれらの機能を調べる目的でパラフィン標本より切り出したスライド標本をもちいて免疫組織染色を行うべく準備を進めている。

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi