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2006 年度 実績報告書

FLAIR法MR画像による顎関節滑膜炎の病態診断プロジェクト

研究課題

研究課題/領域番号 17659595
研究機関東京歯科大学

研究代表者

佐野 司  東京歯科大学, 歯学部, 教授 (40241038)

研究分担者 音成 貴道  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (20340060)
高橋 浩二  昭和大学, 歯学部, 助教授 (40197140)
音成 実佳  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (30276604)
岡野 友宏  昭和大学, 歯学部, 教授 (20124688)
キーワード顎関節 / 滑膜炎 / joint effusion / MRI / FLAIR法
研究概要

東京歯科大学千葉病院では、顎関節部に主訴を持つ患者に対してMRI検査を施行する際に、顎関節部撮像を行う検査プロトコルの中に周囲組織に腫瘍等が存在しないことを確認する目的でスクリーニング撮像を含んでいる。スクリーニング撮像に中には、FLAIR法による撮像も含まれている。昨年度は、本研究の第1段階として、これまでに得られたFLAIR画後を用いて顎関節部の解剖学的構造の描出性について検討した。また、T2強調画像と比較し、FLAIR画像でjoint effusionの描出が十分抑制されているかどうかについても検討した。その結果、解剖構造の描出性は高いものの、joint effusionの抑制は十分とはいえないことが判明した。この原因として、現在行っているFLAIR法は腫瘍の検出を目的としているために医科領域で実績のある撮像条件を用いているが、その条件がjoint effusionの抑制には適さないことが考えられた.すなわち、joint effusionを抑制するには、それに適した撮像条件を検討しなければならないことが明らかになった。第2段階として、joint effusionを抑制し、顎関節滑膜炎の診断に適したFLAIR法の撮像条件を検討するため、具体的な研究プロトコルを立案するとともに、研究内容の審査と許可を受ける目的で必要書類を本学倫理委員会に提出し研究許可を得ることができた。
FLAIR法を含めたMR画像の診断に関しては、定量的および客観的な評価が必要と考えられており、信号強度の計測が診断の一助となる可能性が期待されてはいる。しかし、MR画像上の信号強度はCT値のような絶対的な値として得ることが出来ないため、信頼性が低い。そこで、本年度は、MR画像上で信号強度の評価を行う際にreference pointとなる部位の候補を選ぶことを検討した。その結果、顎関節部のMR画像診断を行うにあたって、灰白質および白質といったような信号強度のreference pointとなる部位が存在することが判明した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] TMJ bone pathology

    • 著者名/発表者名
      Tsukasa Sano, Mika Yamamoto, Takamichi Otonari, Aya Yajima
    • 雑誌名

      Seminars in Ultrasound, CT and MRI (In press)

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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