研究課題/領域番号 |
17659629
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
小村 健 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (10334434)
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研究分担者 |
原田 浩之 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 助手 (40343149)
長谷川 正午 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 講師 (50361697)
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キーワード | 前癌病変 / マイクロアレイ / mRNA / 遺伝子プロファイリング / 白板症 |
研究概要 |
口腔前癌病変の中でも最も高頻度に遭遇する白板症を対象に、発現遺伝子の網羅的解析を通して癌化マーカーとして利用可能な分子の同定に向けての、遺伝子プロファイリングデータの蓄積を目的として研究を開始した。 本研究に関する申請書類を本学歯学部附属病院の倫理審査委員会へ、2005年6月30日に提出し、同年10月26日に倫理審査委員会の承認をうけた。同年11月より当科にて生検を行う白板症患者に通常の病理組織学的診断を行った結果、白板症などの前癌病変と診断された場合に、手術材料提供に関する十分な説明を行い、同意が得られた場合のみ病理組織学的診断を行った残りの検体から病変組織1mm角大を採取した。10例程度のサンプルが集まるごとにmRNAの抽出・解析を行う予定である。一方、当初の計画では、過去の当科での研究に用いていたTakara社製DNAチップIntelliGeneを使用する予定であったが、検討の結果、IntelliGeneに比べて約2倍の遺伝子数を網羅的に解析可能となる、DNAチップ研究所製AceGene Human oligochip 30K 1chip versionを使用することとした。本研究機関共同利用機器であるGMS418 Array Scannerにより同チップが解析可能かどうか検討したところ、チップは問題なくスキャンされ、コンピューターによる解析が可能であることが確認されたが、チップ上の遺伝子数が増えたために、従来の画像解析ソフトではスポットの正確な認識が不可能で、そのために専用の画像解析ソフトを購入した。同ソフトにより、スキャンされた画像の認識・解析が可能であることが認識された。また、対照用の培養細胞からmRNAを抽出可能であることも確認され、現在、症例数の増加を持ってマイクロアレイ解析を実際に開始する準備が整った。
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