1.平成17年度からのデータ収集を継続し、中堅看護師を研究参加者として看護実践についてのリフレクションについて半構造化面接を1名につき40分程度行った。参加者の許可を得て面接内容を録音し、逐語禄を作成して質的・帰納的に分析を行った。逐語録からリフレクションの過程に関する語りの意味が理解できる言葉や文章を抽出し、これをコードとした。抽出したコードの類似性と差異性を検討し、共通する意味をもつものをカテゴリー化した。その結果6つのカテゴリーが抽出された。 2.また、研究参加者にはインタビューに先立ちリフレクションの経験についての自由記述を依頼し、同意の得られた参加者にはA4用紙1枚程度の記述をしてもらった。その内容をデータとして質的・帰納的に上記1.と同様に分析を行った。 3.英国の2教育研究機関を通じて、リフレクションを活用した教育活動に長年にわたり従事している複数の潜在的研究参加者の紹介を受けた。研究協力依頼により、参加の承諾が得られた教育研究者に、リフレクションの課題について半構造化面接を1名につき40〜70分程度行った。参加者の許可を得て面接内容を録音し、逐語禄を作成してデータ化した。 4.上記3.で語られた内容の理解と、考察のために参加者から、教育活動の関連資料の提供を受けた。 5.上記1.および2.の分析過程において、リフレクションに関する研究を行っている教育研究者にスーパーバイズを受けた。 6.上記1.については、国際カンファレンスにおいて報告を行った。
|