研究課題/領域番号 |
17659673
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研究機関 | 石川県立看護大学 |
研究代表者 |
藤本 悦子 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (00107947)
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研究分担者 |
松原 勇 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (70173862)
内田 真紀 石川県立看護大学, 看護学部, 助手 (70381697)
金若 美幸 岐阜大学, 医学部, 助手 (90336602)
大島 千佳 石川県立看護大学, 看護学部, 助手
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キーワード | e-learning / 看護過程 / 電子掲示板 / Web Forum / paper-patient / ブレンデッド・ラーニング / 双方向性 |
研究概要 |
本研究の基本計画は1)「看護過程」の教育においてe-learningを構築すること、2)e-learningを行わない本年度の学生への教育と、e-learningを行う来年度の学生への教育を比較し、e-learningの効果を検討するものである。 本年度の研究では、来年度に行うe-learningの具体的な方法、および本年度と来年度の教育を比較するための測定用具を見出すために、これまでに別の科目で行ったe-learningについて教育効果の精査を行った(平成17年度情報処理研究集会にて発表)。この結果、教育方法として来年度は「看護過程」に関して対面式授業、グループワーク、Web Forumsのブレンデッド・ラーニングを行うこと、測定用具として目本語版SDLRS(自己決定型学習能力の準備性測定尺度)を用いることを決定した。これを受けて、本年度の学生に対して、従来型の教育を行った後に日本語版SDLRSを実施し、来年度の対照となる値を得た。「看護過程」の展開事例には、来年度のWeb Forumでも使用し易いpaper-patientを作製し使用した。また将来病院実習において「看護過程」を展開する時にも利用できる看護技術の動画コンテンツを作製した。このコンテンツは来年度の授業で使用するものである。 Web Forumに用いる電子掲示板について検討した。掲示板のスレッドの1番目に学生がグループワークで案出した「看護過程」のレポートにリンクできるようにURLを置くこと、画像がアップロードできること、パスワード機能があること、「ブラウザークラッシャー」などが使う危険タグを無効化するフィルタがあること、ホスト名による投稿サイト制限機能、禁止単語による記事内容制限、連続投稿回数制限機能があることが必要である。これらの条件を満たすレスつき画像電子掲示板の使用を具体的に決定した。現在、この掲示板を設置するサーバーを構築中である。一方で、学生のWebリテラシーの向上を図って、正規の情報関連の授業で、イメージスキャナ等の周辺機器の取り扱いを含めたパソコン教育を実施した。来年度はさらに強化する予定である。
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