研究分担者 |
森 圭子 弘前大学, 医学部, 教授 (30175632)
武尾 照子 弘前大学, 医学部, 助教授 (20113813)
西野 加代子 弘前大学, 医学部, 助教授 (70091626)
高梨 一彦 和洋女子大学, 人文学部, 教授 (80197110)
尾崎 浩士 弘前大学, 医学部附属病院, 助教授 (80260404)
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研究概要 |
本年度は,実験の評価方法について検討し,シミュレーションを行った。 1.乳房マッサージスキルよる乳房状態の変化および授乳への効果を測定するための評価について検討した。それは,研究者,共同研究者(担当者),実験者(施術者)によりスキルの実施前後に行われる被験者の乳房診断および授乳状態に関する評価基準を一定化,簡便化することを目的とした。検討された評価基準を用いて,研究者と共同研究者により,乳房模型および産後の母親(2名)を対象にシミュレーションを行ったが,一部について再検討が必要となった。 2.乳房マッサージスキルに関する評価のひとつで,乳房マッサージスキル後に被験者を対象に行う半構造化面接調査について,具体的な手順および調査内容を検討した。現在も継続中である。 3.実験者(施術者)乳房マッサージスキルを展開中に,実験者(施術者)の上半身と被験者の乳房および顔の表情のデータを得るために,ビデオ撮影のカメラの位置,開始と終了等について検討した。その後,乳房模型を用いながら研究者が実験者(施術者)の役割を担当し,シミュレーションを行った。 4.実験者(施術者)の乳房マッサージスキルの特徴を測定する方法として使用する筋電図検査の方法について,検討をした。筋電図の装着部位を確定するために,乳房模型を用いて,研究者および研究共同者が実験者(施術者)の役割を担当し,シミュレーションを行った。その結果,再検討と再度シミュレーションが必要となった。 5.実験者(施術者)および被験者の協力を得るため,関連領域機関と話し合いをし,了承を得た。 6.機種の変更および実験方法の再検討により,予算に応じたデータ収集・解析のための器機等を再検討し,器機およびソフトウェア等を購入した。
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