研究課題/領域番号 |
17659680
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
三崎 直子 弘前大学, 医学部, 助手 (70209740)
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研究分担者 |
森 圭子 弘前大学, 医学部, 教授 (30175632)
武尾 照子 弘前大学, 医学部, 助教授 (20113813)
西野 加代子 弘前大学, 医学部, 助教授 (70091626)
高梨 一彦 和洋女子大学, 人文学部, 教授 (80197110)
尾崎 浩士 弘前大学, 医学部附属病院, 助教授 (80260404)
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キーワード | 母乳育児 / Professional Care Skill / 乳房マッサージ / 心地よさ |
研究概要 |
本年度は,乳房マッサージによる「心地よさ」についての実験および評価、そして乳房マッサージスキルの特徴を明らかにする実験のシミュレーションを行った。 1.実験:乳房マッサージによる「心地よさ」についての実験 (1)被験者と実践者:母乳育児をしている産後11日目から4か月の母親4名にひとり2回ずつ、被験者(乳房マッサージを受ける母親)となってもらった。各実験における条件を一定にするために、実践者(乳房マッサージを実践する助産師)はひとりとし、実験を行った。 (2)実験手順:実験は、実践者が被験者1人に1回の実験を行った。実験は、生理学的データを採取しながら乳房マッサージを行った。実験前に、母親の属性、乳房の状態および授乳・育児状況について半構造化面接調査を実施した。被験者には現在の乳房状態について自己式質問紙に記載してもらった。実践者は乳房診断および乳房マッサージを行い、終了後に自己式質問紙に記載した。乳房マッサージ終了後被験者に再度自己式質問紙に記載してもらい、さらに研究者が被験者に面接調査を行った。 (3)客観的および主観的評価基準:生理学的データについては、脳波、脈波、呼吸、血圧、そして乳房および表情は、熱画像、写真、ビデオを用いた。また、心理学的データについては、半構造化面接調査、VAスケールを用いた。 2.1の実験の評価検討 1の実験で得られた評価について、研究者および共同研究者で検討した。 3.乳房マッサージスキルの特徴を明らかにするための実験についてのシミュレーション 実験者の乳房マッサージスキルの特徴を測定する方法として使用する筋電図検査法について,再度シミュレーションを行い、筋電図データの採取部位、実験手順等を確定した。
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