研究課題/領域番号 |
17659693
|
研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
塚原 正人 山口大学, 医学部, 教授 (20136188)
|
研究分担者 |
辻野 久美子 山口大学, 医学部, 教授 (60269157)
村上 京子 山口大学, 医学部, 助教授 (10294662)
飯野 英親 山口大学, 医学部附属病院, 副看護部長 (20284276)
|
キーワード | 遺伝看護学 / 遺伝看護教育 / 遺伝看護実践 / 遺伝学 |
研究概要 |
遺伝診療に従事する看護師はもとより、一般看護師に遺伝看護学を広く普及させるためには、従来理解が難しいと敬遠されがちであった遺伝学に関する基礎知識を如何に分かりやすく理解させるかが重要であることが判明した。そこで、独自に遺伝看護に関する教授方法を開発した。この教育プログラムを学生の遺伝看護に関する講義、看護師に対しては遺伝看護研究会でのミニレクチュアー、一般人に対しては放送大学での講義で試用してみたところ、好評であった。今後、この方法を用いることで、看護師が遺伝学を身近に考えることが可能になるものと期待される。この教授方法は論文としてまとめ、公表した。今後、同様に、教授法を工夫・改善する予定である。 遺伝看護学普及のために、内外の2名の専門家を招聘し、看護師・学生を対象に講演会を企画した。平成17年9月18日に長崎大学遺伝カウンセリング室の近藤達郎助教授に「遺伝カウンセリングの現状と問題点(長崎県での試みを中心として)」を、平成18年3月8日に米国Villanova大学Nancy C.Sharts-Hopko教授に"Global Healthcare Trends : Nursing Priorities"を講演していただいた。また、現任教育の一環として日本看護協会主催の研修会「先天異常をめぐる周産期看護」で本研究分担者3名が講師として染色体異常、単一遺伝病、先天奇形を担当して教育にあたった。
|