研究課題/領域番号 |
17659705
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
新井 恵美 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (70178713)
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研究分担者 |
松田 ひとみ 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (80173847)
増田 元香 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (60284642)
橋爪 祐美 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (40303284)
日高 紀久江 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (00361353)
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キーワード | 睡眠障害 / 高齢者の昼間睡眠 / 睡眠ポリグラフ(PSG)検査 / 心拍変動(HRV)検査 / 睡眠時無呼吸症候群 / 心臓自律神経機能 |
研究概要 |
高齢者の昼間睡眠の意義とその効果測定法の開発を目的に施設内高齢者を含む様々なステージの高齢者に対し、睡眠ポリグラフ(PSG:Polysomnography)検査を実施し、睡眠ステージおよび心拍変動(HRV:Heart Rate Variability)パワースペクトル解析を行った。本年度は筑波大学附属病院睡眠外来の睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome;SAS)患者を対象として、高齢者群と非高齢者群に分け、睡眠感および自覚的身体所見に対するアンケート調査を行い、不眠感および睡眠障害感を訴える対象者とそうでない対象者を抽出した。次に、睡眠ポリグラフ(PSG)検査を実施し、睡眠ステージおよび心拍変動(HRV)パワースペクトル解析を行った。SAS患者、とくに高齢SAS患者において夜間の睡眠構造を検討することは、睡眠障害における睡眠の質の低下を評価することが可能となる。これにより、高齢者の昼間睡眠と夜間睡眠の関連がより明瞭になると考えられ、昼間睡眠の意義の再評価が期待される。 さらに、施設内療養虚弱高齢者として入院高齢者患者を対象に昼間時におけるPSG検査、HRV解析を実施し、高齢者と虚弱高齢者の昼間睡眠構造の相違を検討している。睡眠時の睡眠ステージごとの心拍のR-R時間変動率を解析することは、昼間睡眠の構造および心臓自律神経機能評価に寄与することが考えられる。 なお、心拍のR-R時間変動率は、MemCalc法による測定環境を整えており、さらに、アクティグラフによる睡眠評価も加える予定である。
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