目標:研究対象地域で住民へのインタビューを実施する。 1.研究地域における観察調査 研究協力者であるコンケン大学看護学部のリーラクライワンとともに、研究目的を達成するために社会経済的条件が適切であるコンケン地区の都市郊外(バンサンライ村)と地方部(カンプラライ村)の2つの村を選定した。その後、公衆衛生省管轄下の各地域を担当しているヘルスセンター村から紹介された村の代表の承諾を得て、5日ずつ地域住民の活動に参加し、住民とのラポールを構築するとともに、代替医療を実施している施設において参加観察をしながら、住民の利用情報についての情報収集を行った。ヘルスセンターでは、研究対象地域の保健医療サービスに関する基礎データを入手した。さらに、対象地域全体の地区踏査を実施し、住民の生活環境を含む地域の特徴を把握した。 2.住民に対する面接調査 質問票を使用して、各村30人ずつのインタビュー調査を実施した。まず、研究協力者であるヘルスボランティアに研究の目的、方法等を説明し、インタビュー調査するセミナーを行い、研究プロセスを共有した。データ収集後は再度ワークショップを開催し、ヘルスボランティアとデータについての確認に行った。 3.データ分析 キーパーソン及び各村人の個別インタビューのテープ起しを行い、現在データの分析を進めている。さらに、村人が使用している薬草名をタイ語、植物名、英語の対比表を作成しているところである。
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