• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

インターネットにおける電子透かしの超高速検出とデジタル著作物の適正流通

研究課題

研究課題/領域番号 17680003
研究機関北陸先端科学技術大学院大学

研究代表者

井口 寧  北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学センター, 助教授 (90293406)

キーワードFPGA / リコンフィギャラブル / 電子透かし / 電子指紋
研究概要

音楽や画像のデジタルコンテンツの膨大化に伴い,電子透かしやフィンガープリントなど,いくつかのコンテンツ管理の識別方式が提案されている.しかしながら,近年のファイル交換ソフトウェアによる,不正なネットワーク配信は著作権侵害やCD売り上げ数減少といった深刻な問題となっている.その対策として,例えば,ネットワーク上に流通しているコンテンツを識別するなど,コンテンツ管理技術をDRM(デジタル著作権管理)技術として利用する手法として,電子透かしや電子指紋が注目されている.電子透かしは,楽曲に人間が知覚できない音素を予め挿入しておき,特別な処理によってその信号を取り出すものである.またオーディオ用電子指紋(FingerPrint,以下FP)とは,オーディオ内容の知覚に関連する部分をコンパクトに表現したものであり,たとえそれらが圧縮などの信号加工処理のため著しく質が劣化していたとしても,オーディオファイルを識別するために一番近いオーディオFPを使用できる.いずれの方式でも,楽曲が与えられたとき,その曲を特定することができるが,従来のソフトウェアを用いた検出では,処理時間が多く必要であり,インターネットには適用することができなかった.そこで本研究で,我々はオーディオFPアルゴリズムを改善し,ハードウェア実装することで高速なFPシステムをFPGA上に実現した.処理時間の評価では,ソフトウェアによる処理と比較して,約5.1倍の性能が得られた.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] FPGAを用いたオーディオ電子透かしの超高速検出2006

    • 著者名/発表者名
      井口 寧, 榊原 憲宏
    • 雑誌名

      電子情報通信学会 論文誌 採録決定

  • [雑誌論文] FPGAを用いた高速オーディオフィンガープリントシステムの構築2006

    • 著者名/発表者名
      磯永 久史, 井口 寧
    • 雑誌名

      信学技法 RECONF2005-77 Vol.105,No.513

      ページ: 1-6

  • [雑誌論文] FPGAを用いた音声フィンガープリントの高速化手法2006

    • 著者名/発表者名
      磯永 久史, 井口 寧
    • 雑誌名

      2005年度 電気関連学会 北陸支部連合大会 E-40(1page in CD-ROM)

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi