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2005 年度 実績報告書

連合野における脳内表象の形成と操作

研究課題

研究課題/領域番号 17680027
研究機関東北大学

研究代表者

筒井 健一郎  東北大学, 大学院・生命科学研究科, 助教授 (90396466)

キーワードサル / 単一ニューロン活動
研究概要

本研究課題1年目となる本年は、主に実験装置のセットアップや被験体となる動物の訓練を行った。
課題を遂行中の動物から単一ニューロン活動などの神経活動の記録を行うためにひつような、生体アンプ、ウィンドウディスクリミネータ、オシロスコープ、および、眼球位置記録装置などの電気生理学の基本装備を整えた。さらに、サルに視覚刺激を呈示するための視覚呈示システムを製作するため、パーソナルコンピュータに刺激呈示ソフトウェアである「Presentation」をインストールして、必要なプログラミングを行った。これらの刺激装置の制御、およびデータの収集をすべて自動で行うために、パーソナルコンピュータにデータ収集ボードを組み込み、タスク制御・データ収集プログラムを独自に作成した。
動物の訓練に関しては、現在3頭のサルを同時に訓練している。用いている課題は、複数の刺激を条件刺激として用いて、それらの半数がジュースを、残りの半数が食塩水を与えられることを予告するという課題を訓練した。ヒトの場合、視覚刺激としてはまったく類似性の無いものでも、それが同じ意味を持っている場合には、それらをカテゴリ化して学習することが知られているが、この実験に用いているサルでもそのようなカテゴリ化がおこることが明らかになった。
次年度以降には、これらのサルから神経活動を記録し、刺激や刺激カテゴリが脳内でどのように表象されるのかを明らかにしていく予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Neural mechanisms of three-dimensional vision.2005

    • 著者名/発表者名
      Tsutsui K, Taira M, Sakata H
    • 雑誌名

      Neuroscience Research 51(3)

      ページ: 221-229

  • [雑誌論文] Toward an understanding of the neural processing for 3D_shape perception.2005

    • 著者名/発表者名
      Sakata H, Tsutsui K, Taira M
    • 雑誌名

      Neuropsychologia 43(2)

      ページ: 151-161

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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