研究課題
本課題では、フォトニック結晶ファイバを用いた光子の量子位相ゲートに関する研究をおこなっている。今年度は、●デバイス構造設計●実験装置の設計・構築の各項目について次のような研究を行った。●デバイス構造設計昨年度、選定、購入した数値的なモード解析ソフトウェアを利用し、モード解析を行った。その結果、中空フォトニック結晶ファイバと同程度の光電場強度を、400nm程度の直径をもつシリカガラスファイバ(ナノ光ファイバ)によって達成できることが明らかになった。中空フォトニック結晶ファイバに比較して、テーパファイバは、原子と光電場を容易に相互作用させることが可能である。今後、フォトニック結晶ファイバと平行して、ナノ光ファイバの検討を進めることにした。●実験装置の設計・構築今年度は、光ファイバを導入可能な真空チャンバの設計および構築を行った。計6本の光ファイバ入出力を備え、内部にフォトニック結晶ファイバ、ナノ光ファイバを設置可能である。上記の研究の進展に対応し、来年度は位相シフト量の検出系の構築等をすすめたい。
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