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2006 年度 実績報告書

人体の体温調節反応における個体差の定量化に関する基礎的検討

研究課題

研究課題/領域番号 17686050
研究機関神戸大学

研究代表者

高田 暁  神戸大学, 工学部, 助教授 (20301244)

キーワード体温調節 / 個体差 / モデル化 / 生理学 / 建築環境・設備 / 非定常 / 同定 / 被験者実験
研究概要

屋外から室内に移動するなど環境条件の変動を念頭に置き、生活空間における体温調節反応に関して、「個体差」を定量的に表現し、その分類を行うことを目的として、非定常過程での被験者実験とそれに対応した人体熱モデルの同定を行った。昨年度は、Two-node modelのパラメーター群(皮膚温と深部温のセットポイント値、血流・発汗の制御式の係数植)を、被験者実験一つにつき一組同定するアルゴリズムを開発し、パラメーター詳により個体差を表現し、その性状について検討を行った。本年度は、同定されたパラメーター群の生理学的な位置付けを検討し、個体差評価のアルゴリズムの妥当性について確認を行うとともに、被験者実験の条件数を増やして検討を行った。
1)個体差評価のアルゴリズム確認
パラメーターの候補値の設定方法(変域および候補位のインターバル)を変えて最適化を行い、同等の結果が得られることを確認した。また、一部のパラメーターについて、別途その値を与える方法を検討するとともに、各最適パラメーターの生理学的な位置付けを考察した。
一方、被験者実験の温熱環境条件を増して実験を行い、一つの温熱環境条件下で実施した実験を基に同定したパラメーター群を用いて、別の条件下での実験結果を再現できるかを確認した。再現が可能であることを、実施した4人の被験者全員のデータに関して確認した。
2)個体差の定量化と分類
非定常温熱環境条件下での実験を合計10人について実施し、個体差についての情報量を増やした。さらに、各被験者の体組成、循環器系の特徴を反映する特徴量を測定し、結果との対応を検討した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 体温調節系の個体差の定量化に関する研究(その3)2007

    • 著者名/発表者名
      高田暁
    • 雑誌名

      日本建築学会近畿支部研究報告集 47(未定)

  • [雑誌論文] 体温調節系の個体差の定量化に関する研究(その4)2007

    • 著者名/発表者名
      小林弘明
    • 雑誌名

      日本建築学会近畿支部研究報告集 47(未定)

  • [雑誌論文] 人体熱モデルと体温調節反応における個体差2006

    • 著者名/発表者名
      高田暁
    • 雑誌名

      人体熱モデル・熱環境シミュレーションの最前線(シンポジウム)(日本建築学会)

      ページ: 21-26

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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