研究概要 |
計画の第2年度にあたる平成18年度は,2部グラフの辺彩色問題に対するO(m log Δ)時間の厳密アルゴリズム開発・実装に向け,以下の1,2を実施した. 1.Takabatake(2005)のアルゴリズムを用いた計算機実験 2部グラフの辺彩色問題に対し、研究代表者が考案したO(m log Δ + n log n)時間アルゴリズムを,データ構造・アルゴリズムライブラリのLEDAを用いてプログラムに実装した。Makino-Takabatake-Fujishige(2003)のO(m log Δ + n log n log d)アルゴリズムとの計算速度の比較を行った. 2.FPGAシステム等の調査 辺彩色アルゴリズムの応用例に挙げられるスイッチ制御に,諸アルゴリズムを実装するための準備として,FPGAシステムに関し,調査・比較した.効率よく作業が進められるためには,Rabbit Semiconductor製RCM3200等のイーサネットに特化した製品を用いるのがよいとの結論に達した.
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