研究課題
本研究では、適切なデータベース設計によってユビキタス社会を支援するモデル化手法を提案し、マルチメディアデータベースによって対象空間に存在するオブジェクト・操作・状態を意味の観点から統合・共有するシステムを構築する。平成17年度までに得られた成果を発展させ、平成18年度は以下の項目を実施した。1)オントロジ構築支援ツールの実装応用事例に依存したオントロジを設計・編集するために、オントロジ言語OWLを用いたオントロジ編集ツールを作成した。2)「概念的操作状態」と「現実状態」の統合方法の提案RF-IDリーダとRF-IDタグから「現実状態」を取得し、「概念的操作状態」との差分を検索することでその乖離を抽出し、利用者に提示するシステムの実装と評価を行った。3)エージェントによる「現実状態」の収集方法の提案RF-IDリーダを装備したロボットエージェントをデータベースの検索によって制御するControl by Database (CBDB)方式を提案し、その実現性の評価を行った。4)オブジェクト登録支援システムの設計・実装と評価新規オブジェクトを登録する際に、オブジェクトに付されたバーコードIDや形状データをキーとして登録されている意味情報を検索し、適切なオントロジ要素を推奨する、クエリフィードバック方式の提案を行い、評価した。5)実用評価RF-IDリーダとタグを追加導入し、評価に必要なデータは謝金を用いてデータ入力を行って、概念共有環境CONSENTの実用評価を行った。6)三次元医療画像の一種であるPET(陽電子放射断層撮影)画像データベースを構築し、医師らの情報共有支援手法の事例として再現的可視化手法を提案し、実装を行った。
すべて 2007 2006
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