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2005 年度 実績報告書

索引分散管理システムにおける効率的なオンライン再編成法

研究課題

研究課題/領域番号 17700099
研究機関福井大学

研究代表者

樋口 健  福井大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (50293410)

キーワードデータ工学 / 並列データベース / 索引分散管理システム / 再編成処理
研究概要

索引分散管理システムのための再編成手法の効率化に関して研究を行った。平成17年度に関しては、我々の開発してきた更新処理を基本とした再編成処理を分割することで、再編成処理を小規模な再編成処理の集合に分割し、これら分割された再編成処理の間に他の処理を挿入することにより、これら挿入された要求に対する応答時間の短縮を目指した。これは、実システムにおいては、再編成自体が障害に対する処理を除いては、もっとも大規模で、もっとも高コストな処理であり、オンラインで再編成を行ったとしても、その処理中には他の要求に対する影響は不可避であり、ユーザの視点から見ると、再編成が高速に行われるより、ユーザの要求に対する応答時間を短縮した方が、よりユーザに対して有益と考えられるため、この方式を採用した。計算機による実験により、再編成自体の処理時間はほぼ変わらず、再編成処理中に挿入した要求に対する応答時間が非常に改善していることが確認された。これらの成果を国内のワークショップで発表した。また、本研究の応用として、XML文書に対する索引を索引分散管理システムに適用した。ただし、索引分散管理システムの特徴として、その検索結果が集合となることにより、検索結果が文書順になることを求めるXML文書検索の仕様を満たさないため、文書順に並び替えるための手法の提案と、その検証を行い、国内のワークショップで発表を行った。また、現在これら内容を国際会議、学会論文誌への投稿準備中である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 索引分散管理システムにおける段階的再編成2006

    • 著者名/発表者名
      野村 英憲
    • 雑誌名

      電子情報通信学会第17回データ工学ワークショップ論文集

      ページ: 3C-i11

  • [雑誌論文] 索引分散管理システムを用いたXML文書検索2006

    • 著者名/発表者名
      高橋 貴之
    • 雑誌名

      電子情報通信学会第17回データ工学ワークショップ論文集

      ページ: 6B-i4

  • [雑誌論文] 索引分散管理システムにおける段階的再編成2005

    • 著者名/発表者名
      野村 英憲
    • 雑誌名

      平成17年度電気関係学会北陸支部連合大会講演論文集

      ページ: E-72

  • [雑誌論文] 索引分散管理システムを用いたXML文書検索2005

    • 著者名/発表者名
      高橋 貴之
    • 雑誌名

      平成17年度電気関係学会北陸支部連合大会講演論文集

      ページ: E-73

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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