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2006 年度 実績報告書

メディカルインフォームドコンセント支援システム

研究課題

研究課題/領域番号 17700134
研究機関筑波大学

研究代表者

真栄城 哲也  筑波大学, 大学院図書館情報メディア研究科, 助教授 (30361356)

キーワードインフォームドコンセント / 知識基盤 / 情報提供 / 医療情報 / 知識レベル / ネットワーク
研究概要

本研究においてはシステムに内蔵する医学知識が不可欠であるため,基礎知識に重点を置いた医学知識の収集を継続して行った。また,継続して構築を続けた知識基盤に統合された経皮的冠動脈形成術(PTCA : PercutaneousTransluminal Coronary Angioplasty)についてのシステムの検証を行った.その結果,主に以下の3点の改良を行った.システムが提供する情報の専門レベルの数および種類,提示する情報の内容,情報の提示の仕方についてである。これらの中でも,インフォームドコンセントにおいては様々な知識レベルの利用者を想定する必要があり,利用者間で各々の持っている知識に差があるために,専門レベルの問題は特に重要である.システムが提供する専門レベルについては,本研究で提案した説明文で要求される知識レベルの評価関数から算出される数値によって各レベルを定義した.この評価関数の妥当性は,医学に関する一般向けおよび専門向けの書籍を用いて確認している.提示する情報の内容および提示方法については,構築した概念や図をそれらの間の意味関係に基づいてネットワークで表現するユーザインタフェースを医療現場で使用することはいくつかの問題点があることが判った.そのため,インタラクティブに操作可能なネットワークによる表示システム以外に,HTMLページのブラウザに類似した表示システムを構築した.インタラクティブなシステムは利用者が単独で情報を得る場合に適しており,ブラウザ形式のシステムはインフォームドコンセントを実施する現場に適している.また,近年の遺伝子レベルの治療の進展に対応する目的で,体内の生体分子,特に遺伝子およびタンパク質によって生じている現象の表示および理解に有効となる,生体内反応のシミュレーション方法およびタンパク質の機能解析手法について検討した.

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (5件)

  • [雑誌論文] New Computing System Architecture for Scientific Simulations - Non CPU-oriented Methodology2007

    • 著者名/発表者名
      H.Hemmi
    • 雑誌名

      Frontiers of Computational Science

      ページ: 177-180

  • [雑誌論文] Ultra-fast Genome wide Simulation of Biological Signal Transduction Networks - Starpack -2007

    • 著者名/発表者名
      T.Maeshiro
    • 雑誌名

      Frontiers of Computational Science

      ページ: 243-246

  • [雑誌論文] タンパク質機能発現部位の発見法2007

    • 著者名/発表者名
      中山伸一
    • 雑誌名

      化学工業 58・2

      ページ: 31-35

  • [雑誌論文] 大規模遺伝子ネットワークシミュレーション用ユーザインタフェースシステム2006

    • 著者名/発表者名
      真栄城哲也
    • 雑誌名

      第28回情報化学討論会論文集 29

      ページ: 139-140

  • [雑誌論文] 最大完全部分グラフ抽出アルゴリズムの比較:タンパク質機能発現部位発見法のための検討2006

    • 著者名/発表者名
      泉裕紀子
    • 雑誌名

      第28回情報化学討論会論文集 29

      ページ: 77-78

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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