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2005 年度 実績報告書

EFS処理系を用いたXMLデータの自動変換

研究課題

研究課題/領域番号 17700156
研究機関九州大学

研究代表者

杉本 典子 (堀部 典子)  九州大学, 情報基盤センター, 助手 (80271120)

キーワードXML / データ変換 / EFS
研究概要

XMLデータの自動変換問題を計算学習の問題としてとらえるため、以下のようなテーマに重点をおいて研究を行った。
(1)データベースで必要となるXMLの形式を特徴づけ、対象とするXMLのクラスを同定した。現在、九州大学の大学評価システムで実際に活用されている複数レコードをもつデータ型と、通常のアンケート形式で表現されるデータ型をそれぞれ列挙型、及び反復型データとして定式化した。また、これらを組み合わせて構成される複合型データを定式化した。
(2)大学評価システムで運用されているオンラインデータエントリシステムXDES(eXtensible Data Entry System)においてデータスキーマを定義するために使われていたデータマクロをXML形式に変換し、データマクロが制限された複合型に属することを示した。この結果に基づき、データマクロをXDESに自己適用することによって、XDESが提供するデータ編集エンジンを用いてweb上でデータスキーマの作成や変更を行えるシステムを実装した。
(3)列挙型、反復型、及び複合型XMLデータを対象としたXML変換規則を定式化した。
(4)大学評価システムの実際の運用において、これまでに要求されたデータスキーマの変更の頻度や種類を分析した。また、スキーマ変更に伴って必要となる内部データ形式の変換をXML変換としてとらえ、変換の一意性問題について検討した。
(5)型を導入したEFSにより、列挙型、反復型、及び複合型データを表現できることを示し、EFS処理系を用いたデータ形式の変換システムを構築している。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 部分構造を統合的に活用するためのXMLデータ管理システム2006

    • 著者名/発表者名
      杉本典子, 大森洋子, 伊東栄典, 廣川佐千男
    • 雑誌名

      情報処理学会第68回全国大会 3

      ページ: 125-126

  • [雑誌論文] データ構造とデータエントリの同時設計を実現するラピッド・プロトタイピング・システムとその自己適用2006

    • 著者名/発表者名
      杉本典子, 大森洋子, 廣川佐千男
    • 雑誌名

      火の国シンポジウム

      ページ: c-1-5

  • [雑誌論文] XDES-多様な構造と流動的変化に対応できるデータエントリシステムの構築2005

    • 著者名/発表者名
      杉本典子, 金丸玲子, 関 隆宏, 石野 明, 竹田正幸, 廣川佐千男
    • 雑誌名

      第4回情報科学技術フォーラム 2

      ページ: 27-30

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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