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2006 年度 実績報告書

テレマティックス音声対話における安全性と快適性の評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17700173
研究機関東京大学

研究代表者

西本 卓也  東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 助手 (80283696)

キーワードテレマティックス / 音声対話 / 操作負荷 / 音声合成 / 対話制御 / マルチモーダル / モーションセンサ / 対面朗読
研究概要

本研究の目的は、テレマティックス音声対話におけるドライバの操作負荷を定量化することである。本年度の成果は以下の通りである。
(1)情報処理学会・学会試行標準ワーキンググループの活動の一環として、車載音声対話システムのディストラクション評価に関する検討をすすめた。また、マルチモーダル音声対話システムの設計およびコンテンツ記述に関する検討を行い、FIT2006イベント企画「音声・マルチモーダル対話記述とその標準化」にて発表した。また、音声対話技術コンソーシアムにおけるGalatea Toolkit開発の一環として音声対話エンジンの改良を進めた。
(2)頭部モーションセンサと音声入力を併用した入力システムの検討を前年度に引き続き行った。ユーザの音声入力に対するシステムの応答を聞きながら頭を縦や横に振ることにより肯定や否定の意思表示を行う入力インタフェースの提案と試作、評価を行った。特にモーションセンサと効果音によるフィードバックを併用した手法が良好であるとの示唆を得た。
(3)心的負荷に関して、特にNASA-TLXなどの主観的尺度について、本研究の着眼点であった客観的尺度を併用することを念頭に置いて検討した。また、テレマティックスにおいて情報の効率的な伝達に有用と考えられる早口音声の聴取は、若年者と合わせて高齢者も新たな対象にして実験を行った。さらに、対面朗読者と視覚障害者の対話分析に基づくショッピングカートモデル型の対話システムを実装し、予備的な評価を行った。これらは最終年度に心的負荷の評価対象として用いる予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 頭部モーションセンサと音声を用いた対話インタフェースの検討2007

    • 著者名/発表者名
      會田 卓也, 西本 卓也, 大川 茂樹, 嵯峨山 茂樹
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術報告(WIT) WIT2006-87

      ページ: 85-90

  • [雑誌論文] 対面朗読者と視覚障害者の対話の分析とその応用2007

    • 著者名/発表者名
      西本 卓也, 嵯峨山 茂樹, 藤原 扶美, 下永 知子, 渡辺 隆行
    • 雑誌名

      情報処理学会研究報告(SIG-SLP) Vol.2007 No.11

      ページ: 55-60

  • [雑誌論文] 視覚障害者用早口合成音声に対する慣れの効果2007

    • 著者名/発表者名
      西本 卓也, 酒向 慎司, 嵯峨山 茂樹, 小田 浩一, 渡辺 隆行
    • 雑誌名

      日本音響学会2007年春季研究発表会講演論文集 2-8-13

      ページ: 357-360

  • [雑誌論文] マルチモーダル対話システムのためのアーキテクチャ階層化2006

    • 著者名/発表者名
      西本 卓也
    • 雑誌名

      FIT2006イベント企画「音声・マルチモーダル対話記述とその標準化」予稿集

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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