研究課題
コミュニティケア支援情報システムの利用者はケアの専門家に加え、実際にケアサービスの受給者自身も含む一般の人々も含まれる。そこで、利用者の特性について整理した結果をシステムの設計に反映させるべく以下の2つのテーマに取り組んだ。1.ユビキタス情報社会における情報品質に関する研究「いつでも」「どこでも」に加えて、「誰でも」が情報通信サービスを利用できる社会環境が実現するとされるユビキタス情報社会におけるサービスを情報の流通構造に基づいて、プレゼンス型、コンテキスト型、個人プロファイル型の3種類として定義し、代表的なサービスの分類を行った。一方で一般の人々のサービスに対する意識調査を行い、その結果をコレスポンデンス分析により評価した。成果は学術論文誌、国際学会(10^<th> International Conference on Information Quality)及び国内学会において発表を行った。2.1.に基づくコミュニティケア支援情報システムに関する研究コミュニティケア支援情報システムの利用者をアクタ(actor)として位置づけて、システム上を流通する情報についてインタビュー及び情報システムのプロトタイプ(ユビキタスケアノート)の試用実績に基づく整理分類を行った。その結果、利用者中心型で十分な情報品質を維持するためには、従来は情報化の対象外であったインフォーマル情報の情報化、フォーマル-インフォーマル情報間のセマンティックな階層モデル化の必要性とこれに基づく支援システム構築の必要性を確認した。成果は国際学会(4^<th> International Conference on Healthcare Technology Management)及び国内学会において発表を行った。
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福祉情報研究 Vol.2
ページ: 15-26
早稲田大学国際情報通信研究科・国際情報通信研究センター紀要集
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IEICE Transaction on Communications Vol.E88-B, No.7
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Proceedings of 10^<th> International Conference on Information Quality
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