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2005 年度 実績報告書

テニスの電子スコアブックの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17700498
研究機関鹿屋体育大学

研究代表者

高橋 仁大  鹿屋体育大学, 体育学部, 助手 (50295284)

キーワードテニス / スコアブック / ゲーム分析 / パフォーマンス分析 / 評価 / プログラム / コンピュータ / 情報
研究概要

本研究は,研究代表者が開発中であるテニスの電子スコアブックについて,測定項目の精度を明らかにする実験とスコアブックの有用性に関する調査を行い,より精度が高く,実践場面での応用が可能なスコアブックの開発を進めることである.
測定項目の精度を明らかにするために,打球時の時間間隔を高い精度で記録できるかどうかについて検証するための実験を行った.2名の記録者により,試合中のサービスからリターンまでの時間を電子スコアブックで記録した.それぞれの記録者によるデータと,ハイスピードカメラで撮影した画像から算出した時間との誤差について検証した.その結果,記録者により時間の精度に差があることが明らかとなった.その要因としては電子スコアブックの操作の習熟度,試合観戦場所による影響などが考えられた.それらの誤差の要因については,今後さらに検討していく必要がある.
また有用性に関する調査として,世界トップ選手を対象にコートサーフェス別のプレー内容の違いについて検討した.電子スコアブックの操作によく習熟した記録者により,クレーコート,グラスコート,ハードコートそれぞれの試合のデータを収集し,1ショットに要する時間や1ポイントに要する時間などの時間要素に関するデータについて比較を行った.その結果,1ポイントに要する時間はクレー,ハード,グラスの順に短くなっていた.一方,サービス1ショットに要する時間ではクレー,ハード,グラスの順にショット時間が長くなっていた.またストローク1ショットに要する時間はクレーよりもグラスの方が長く,グラスとハードの間では差がなかった.これらの結果はサーフェスに応じたプレーの内容を選択するうえで有用な指標となるといえる.
18年度はこれらの研究成果を基に,電子スコアブックにおける試合データのデータベース化を行い,プログラムの完成を目指す.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] テニスのゲームをとるために重要なカウント2006

    • 著者名/発表者名
      高橋仁大, 他3名
    • 雑誌名

      体育学研究 51(1)

      ページ: 61-69

  • [雑誌論文] 年代別のテニスのプレー内容の変化に関する研究2005

    • 著者名/発表者名
      高橋仁大, 他5名
    • 雑誌名

      第17回テニス学会プログラム

      ページ: 13

  • [雑誌論文] コートサーフェス別のテニスのプレー内容の比較2005

    • 著者名/発表者名
      高橋仁大, 他4名
    • 雑誌名

      日本体育学会第56回大会予稿集

      ページ: 31

  • [産業財産権] 競技者能力測定装置2005

    • 発明者名
      高橋仁大, 和田智仁
    • 権利者名
      鹿屋体育大学
    • 産業財産権番号
      特許権特願2005-331107
    • 出願年月日
      2005-11-16

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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